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熱々のあんころ餅と、ガタゴト江ノ電の響き[無心庵]

EAT飲食|2015年1月30日

甘味処 無心庵は、鎌倉でいちばん鎌倉らしいロケーションの甘味屋さんです!

鎌倉 無心庵と江の電
江ノ電はスピード遅めの電車ですが、いくらゆっくり走るといっても、コレだけ近くで通り過ぎるとちょっとドキドキ。

江ノ電・鎌倉駅から1つ目の和田塚駅のホームのすぐ近く(…というか斜め向かい)、一軒家のお店です。両開きの立派な門のその前を、江の電がギリギリ感いっぱいに通ります。

江ノ電に乗っていて、車窓から無心庵を見て「あのお店、どうやっていくんだろう?」って不思議に思った人もいると思います。

和田塚の駅を降りたら、電車が来ない事を確かめて、線路を渡って入店します。お店の裏手側、由比ガ浜通りから来る道もありますが、その道も「ここ入っていいのかな?」と不安になるような細い路地なんです。

 

お店は、広い玄関の古民家です。靴を脱いでお座敷に上がります。

豆かんやあんみつが評判のお店ですが、とても寒い日だったので冬の限定メニュー・あんころ餅を注文!

鎌倉 無心庵のあんころ餅
あんころ餅(850円)冬だけ登場の熱々メニューです!

熱いお湯につかったお餅と、あんこが別々に出て来てきましたー

自分でお餅にあんこをからませて食べるんですよ。釜揚げお餅って感じ! 楽しい!!

あんこはねっとりとなめらかな漉し餡です。お餅もあんも熱々〜。

あんの上に、きゃらぶきが盛ってあるのですが、これがあんに混ざってお餅に絡むと、絶妙な甘さ×塩っぱさ加減なんです。

お餅が保温されているので、最後まで、熱くてよく伸びるあんころ餅が楽しめるのがすてき。

 

窓際に座ると、お庭が見えます。季節の花がいつも何かしら咲いているお庭です、この日は、椿がぽつぽつ咲き、縁側に置かれた梅の小鉢も薄紅の花をつけていました。

 

そして、竹垣の向こうをガタゴトと江ノ電が通っていきます。

鎌倉 無心庵と江の電
乗ってる人のお顔が見えちゃう!

昼間の江ノ電は、ほぼ12分間隔の運行なので、座って甘味を楽しんでいる間に上下合わせて3〜4回ぐらいは電車が通り過ぎるのを見物できます。

 

和田塚駅に出入りする間際なので、もともとゆっくりな江ノ電が、さらに、ゆ〜っくり〜と通りすぎて、のんびり感があふれます。

 

鎌倉 無心庵

こじんまりした古民家、草花の庭、甘味、江ノ電…と、鎌倉らしさてんこ盛り。

鎌倉に住んでいる人でも、無心庵にくると「あぁ、鎌倉っぽいなぁ」と感じてしまう雰囲気満点の甘味屋さんです。

平日はのんびりした雰囲気なんですが、休日は順番待ちになってることもあるようです。

 

まだまだ寒いですが、荏柄天神や浄妙寺では梅が咲き始めたと聞きました。

近所の個人宅のお庭でも梅が咲き始め、晴れた日にはメジロがかわいく飛び回る姿が見られます。

ウグイスの声はまだかな?

甘味処 無心庵

鎌倉市由比ガ浜 3-2-13
0467-23-0850
江ノ電 和田塚駅すぐ

10:00~17:00
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
http://www.k5.dion.ne.jp/~mushinan/

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