永福寺 発掘調査現場見学会

2008年3月22日

2008年当時は、御堂の裏手にあった水路の発掘調査が行われていて、見学会はこの水路についての説明がメインでした。この水路は、池に水を引き入れるために作られたものらしく、水路の中から、屋根を葺いていた杉の皮や漆器の破片などが見つかりました。

永福寺 発掘調査現場見学会

▲少し下がったところの地表が、永福寺創建当時の地面。御堂の裏なので、頼朝や実朝が実際にココを歩いた可能性は低いけど、彼らと同じ時代に生きた人たちが、この上を行き来していたんですね!

永福寺の瓦

▲永福寺は焼失したため、発掘された遺物のほとんどが瓦だったとか。

永福寺の漆器片

▲漆と弁柄の色彩が鮮やかに残っている漆器の破片。水路の中に埋まっていた。

永福寺 裏手の山

▲裏手の山を登って全景を見渡す。敷地は約9ヘクタール。

永福寺 発掘調査現場見学会2

▲水面に近い部分は、当時の工事のノミやクワのあとがそのまま残っています。

永福寺 発掘調査現場見学会3

▲指し示してるのは、富士山の宝永大噴火(宝永四年/1707年)のときに降りつもった灰の層。