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明月院めいげついん

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福源山 明月院。臨済宗建長寺派。
あじさい寺として名高い。本堂裏手に広がる庭園には菖蒲田が広がり、花菖蒲の開花時と紅葉の時期に公開される。境内には、鎌倉十井じっせいのひとつ「つるべの井」がある。開山堂を囲む「明月院やぐら」と呼ばれるやぐらは、鎌倉最大の規模。

明月院

地図

鎌倉市山ノ内 189
0467-24-3437
JR北鎌倉駅より徒歩約10分

拝観時間 9:00~16:00
拝観料 500円
6月は拝観時間が変わります
拝観時間 8:30~17:00
7月2週目ごろにアジサイの花は剪定されます。

本堂奥庭園 500円 ※花菖蒲の開花時期と紅葉の時期のみ特別公開。

最寄り駅からのアクセス(行き方)

現在地からのアクセス(行き方)※ルート探索にはGoogle Mapを使用しています。「現在地からのアクセス」は位置情報をGoogle Mapに送信する必要があります。

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明月院の見どころ

紫陽花の季節はとても混みます!

6月は、拝観時間が8:30~17:00に拡大されます。紫陽花が見頃を迎える時期は、朝8時30分にはすでに開門を待つ人の列ができていることも! 混雑時には入山規制が行われます。
午後4時ごろになると比較的、人出がおさまってくるので狙いめです。6月の鎌倉は夕方5時でも明るく、しっかり紫陽花を楽しめます。

  • 明月院 アジサイ
  • 明月院 アジサイ

明月院の紫陽花は、“明月院ブルー” と呼ばれる深い青色で統一されています。咲き始めの頃は色が浅く、だんだんと濃く深いブルーへと変化していきます。毎年、6月の初旬には花が咲き始めますが、中旬以降が、“明月院ブルー” の見頃になります。

本堂後庭園が公開されていたらぜひ!

境内が混み合っている時でも、本堂後庭園(拝観料:別途500円)に入るとかなり混雑が緩和されます。本堂後庭園の公開は、初夏の花菖蒲の見頃(5月下旬~6月上旬)と秋の紅葉の見頃(11月下旬~12月上旬)に合わせて行われるので、公開されていたらぜひとも拝観をおすすめします。

明月院 本堂後庭園

本堂後庭園は、ダイナミックな谷戸の空間で、広々と開けた菖蒲田を美しい楓の木々が取り巻きます。曇天・雨の日にはしっとりとした風情にあふれ、晴天の日には輝く梢枝を谷戸を抜ける風が揺らします。

紫陽花の名所としてあまりにも有名ですが…

6月の紫陽花シーズン以外も、緑深い谷戸の景観が楽しめる静かなお寺です。境内には、木立の中を散策できる小道が整備され、美しい竹林もあります。

  • 4月上~中旬【枝垂れ桜】

    境内に咲く枝垂れ桜は、ソメイヨシノが終わる頃に見頃を迎えます。

    明月院 枝垂れ桜
  • 11月下旬~12月上旬【紅葉】

    境内のカエデ、周囲の谷戸のカエデが色づき、本堂後庭園が公開されます。

    明月院 紅葉

本堂の「悟りの窓」は、写真スポットとして人気ですが、このお部屋には「ユニセフへの寄付300円」を納めて上がることができます。「悟りの窓」から縁側に出て、庭園を眺めることができます。夏場や冬の人気の少ない時期なら、ここでゆったりした時間を過ごすことができます。

明月院 悟りの窓
歴史

明月院は、もともとは禅興寺ぜんこうじという寺の塔頭だったものが、明治初年頃に禅興寺が廃寺となり、明月院のみが残った。
禅興寺は、鎌倉幕府第八代執権・北条時宗が、父・北条時頼が出家する際に建立した最明寺さいみょうじを再興したもの。禅興寺は、室町時代中頃まで関東十刹の一位に数えられるほどの規模と格式を誇る大寺院であった。
明月院は、禅興寺の塔頭として室町幕府関東管領・上杉憲方のりかた(法名・明月院)が建てた寺で、禅興寺が衰えた後もひとつの寺院としての規模を保っていた。

境内
  • 本堂
    明月院 本堂
    御本尊・聖観世音菩薩を祀る。
    本堂後庭園を望む円形の窓「悟りの窓」がある。お堂の前面には、枯山水庭園が整えられている。
  • 北条時頼廟
    明月院 北条時頼廟
    北条時頼を祀る廟所。
  • 北条時頼墓(宝篋印塔)
    明月院 北条時頼墓
    鎌倉幕府第五代執権・北条時頼の墓。北条政権の全盛期を築いた時頼は、現在、明月院のある場所に最明寺を創建して仏門に入り、弘長三年(1263)最明寺・北亭で亡くなった。
  • かめの井
    明月院 瓶の井
    鎌倉十井じっせいのひとつ。その中でも、現在も使用できる貴重な井戸。岩盤を掘りぬいた井戸で、内側が水瓶のようにふくらんでいることから「かめの井」と呼ばれる。「つるべの井」とも呼ばれる。
  • 宗献堂そうゆうどう(開山堂)
    明月院 宗献堂
    堂内に、明月院開山の密室守厳みっしつしゅごんの木像、最明寺、禅興寺、明月院の歴代住職の位牌を祀る。
  • 明月院やぐら
    明月院 明月院やぐら
    開口7m、奥行き6m、高さ3m。鎌倉に現存する最大級のやぐら。奥の壁面、中央に釈迦如来像、阿弥陀如来像、脇に十六羅漢像が浮き彫りされている。上杉憲方のりかたの墓所といわれる宝篋印塔が祀られ、鎌倉石の大きな高炉が据えられている。
  • 月笑軒げっしょうけん
    明月院 月笑軒
    谷戸の景観と静けさの中で、抹茶やコーヒー、ジュースなどが楽しめるカフェ。
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