楽しい鎌倉

たのかま

2014年5月6日

乙女ゴコロが満たされる、いにしえの姫御殿[英勝寺]

地図

鎌倉 英勝寺の白藤

英勝寺は徳川家康の側室であった英勝院が、寛永十三年(1636年)に開いたお寺。

現在でも、尼寺として続いています。江戸時代には、水戸徳川家のお姫様を代々住持(住職)として迎えていたこともあって、「水戸様の尼寺」と呼ばれる豪華で雅なお寺だったそうです。

 

鎌倉 英勝寺の呈茶
▲ちゃんと藤の柄、お菓子は豊島屋の鳩落雁。

境内の少し高くなって奥まったところに、清楚な佇まいを見せる書院があって、その軒先に白藤が美しく咲いていました。藤棚の下は葉を透かした柔らかい陽射しが注いでいます。そこに座ると、新鮮で爽やかな香りが下りてきて、ふわっと気分がアガります!
GW中は、ここでお抹茶(500円)をいただくことができました。


そして、その書院の脇には竹林があります!

そんなに広くないけれど、若々しい竹が多くて緑色の濃淡が美しい竹林です。

鎌倉 英勝寺の竹林

鎌倉 英勝寺の竹林
▲お姫様の気分で歩きましょう。

ここでは、竹を増やすために竹の子が大事に育てられています。にょきにょきと生えている様子は、可愛らしくてユーモラス。竹林というと、静かで落ち着いているイメージですが、竹の子があちこちで頭を出していると、なんだか楽し気で可愛らしい 
竹の子が出る季節は、“竹の秋” とも言われて、養分を竹の子に取られて葉の色つやがいまいちともいわれますが、竹の子から竹になったばかりの若々しい竹が、つややかな緑を見せていました。

鎌倉 英勝寺の竹林
▲葵の紋がついてます!

竹林の中の小道をぶらぶらと歩いていたら、「姫御殿跡」と書かれた札が立っていました。
この竹林のあたりは、かつて方丈(住持の住まい)があったところだったんです。住持といっても、水戸徳川家のお姫様の住まいです。大名屋敷と同じぐらいの立派さだったそうです。
英勝寺には、水戸藩からたくさんの家来や奥女中が遣わされて、尼となってもお姫様としての暮らしがしっかり守られました。お出かけする時には駕籠に乗り、お伴100人ぐらいの大行列だったそうですよ。

境内には優しげな雰囲気があって、女子力の高さが今でも受け継がれているように思いました。歩いていると、“可愛い” や “素敵” がたくさん見つかるのは、お姫様好みがしっかり残っているからかもしれません。

鎌倉 英勝寺の花

鎌倉 英勝寺の花

鎌倉 英勝寺の花

鎌倉 英勝寺の花

 

英勝寺は、調べてみたら非常に興味深いお寺でした! 建築物や歴史については、次の記事でがんばって紹介したいと考えております!

※英勝寺の惣門(総門)は通常閉鎖されています。惣門の前から塀に沿って進み、通用門から境内に入って下さい。

鎌倉 英勝寺の通用門
▲通用門。

鎌倉 英勝寺の受け付嬢
▲通用門の受付は、このお方!

 

英勝寺はJRに乗ると電車の窓から見えるので、ずっと気になっていた場所でした。

数年前に山門などの復興工事が終わり、お庭が整えられました。作り込みすぎない感じが心地よく、思いがけなく長居してしまう場所。植物が豊かで、季節ごとに訪ねたくなります。
境内は、思いのほか奥行きがあって広いし、江戸時代そのままの建造物がいくつもあって見どころが多いです。鎌倉駅から歩いて10分ほどで、行けちゃいますよ。

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