「メッゲンドルファー」は、しかけ絵本専門の本屋さん。
由比ガ浜通りの真ん中あたりにあったお店が、若宮大路を少し入ったあたりにお引っ越ししました!
▲天井の高い気持ちの良い空間に、どきどきワクワクのつまった本が並んでいます。
▲魔法用品店のような佇まい。天井の高い一戸建ての本屋さん
なんだかお話の中に出てくる魔法のお店みたいです。
壁全部が本棚になっていて、そこにぎっしりとしかけ絵本が並んでいます。なんと600タイトル以上のしかけ絵本が揃っているんです
すべての本に、開いて中身が見られるように見本が用意されています。
『不思議の国のアリス』や『ピーターラビット』といった、おなじみのキャラクターやストーリーも、楽しいしかけでページをめくるごとに新鮮な驚きが飛び出します。“飛び出す絵本” って子どもの頃に遊んだことがあったけど、大人になって見てみると、その仕組みや細工の巧みさに興味深々
小さなお子さん向けに作られた本だけでなく、精密な造形で色や形そのものをアートとして楽しめる作品も数多くあります。
自分の部屋に置きたくなる一冊が、きっと見つかる…いや何冊も見つかって困っちゃうかも
▲手に取って、その魅力を確かめて!
▲海外作家の作品も、ほとんどが日本語で楽しめます。
▲大人の好奇心を満たしてくれる作品も数々。
▲お子さまが夢中になっちゃうパペット付きの絵本。ずらりと並ぶ本の中には、この本屋さんの名前の由来となった19世紀の代表的なしかけ絵本作家・ルーター・メッゲンドルファーの作品の復刻版もあります。100年以上も前に出版された本の、色あせないしかけの面白さや登場人物たちのファッションにワクワク
現代の作品の中には、透明な素材を使ったり、アニメのように絵が動いたり、音が出たりといった新しいアイデアや技術を取り込んだものがあります。これからもどんどん “これまでにないしかけ” が生まれて行きそうな予感にどきどき
1世紀以上の時を越えた作品から最新の作品まで、同じように、気軽に手に取って、読んだり見たり、購入したりできるのは、“本” というメディアならではの楽しみです!
気持ちの良い店内、しかけ絵本の世界に遊んで、気分もゆったり。
時間の余裕をとって出かけたい本屋さんです。
「メッゲンドルファー」オリジナル『鎌倉 段葛』がすごい!
『鎌倉 段葛』は、段葛をモチーフにしたしかけ絵本。のぞきからくりの仕組みで、奥行きのある段葛の風景を再現しています。鎌倉をお持ち帰りできちゃうイメージの素敵な一品
▲のぞきからくり絵本『鎌倉 段葛』。定価2800円+税。
▲段葛の景色を、おみやげにできちゃう!閉じているときは、手のひらに乗るぐらいの大きさなんですが、ジャバラ状になったしかけを開くと、約45cmほどのミニチュア段葛が出現します。二の鳥居のところの穴から、覗き込むと……、
段葛にワープしちゃいます!
頭上には白鳩が舞い、どーんと大きく三の鳥居が見え、奥に八幡宮の本殿を望みます。段葛を歩く人々の話し声が聞こえてくるようですよ!
視線をちょっとづつずらしながら、段葛の様子を眺めてみたら、すごく細かなところまで描き込まれていました。
お店に行って、ぜひ覗いてみてください。
実際に、自分の目で覗いてみないと分からない “発見” もあったりします!