長谷に、小さなデリができました。入り口の前は、バス停留所「長谷観音」。
女の子なら、きっと「ん?」と2度見しちゃうかわいいお店。名前もかわいい「コヤギヤ」
テイクアウトもイートインもできるデリカテッセンです。これからの季節、テイクアウトして鎌倉文学館のお庭の椎の木の下で食べたら、絶対に気持ちいいに違いないっ!
……って、思って向かったんですが、入り口ドアからのぞくコヤギちゃんの「たべてく?」に、誘われて店内へ…すると!
「ちょうどローストポークができたとこなんですよ〜」という、お店の人のお言葉。一気にはらぺこモードに突入してしまいました
実は「コヤギヤ」には先週も来ていて、そのときローストポークをお惣菜としてテイクアウトしたんです。柔らかくって、お肉の味がしっかりするローストポーク、フルーティーなソースが美味しかったー! ローストポークが美味しいのはもう知ってる、きっと他のものも美味しいにちがいない。
ということで、いろんな味が楽しめる「ご馳走盛り合わせ」を注文。それと、2人連れで行ったので、おすすめの「ドライカレー」を注文しました。
「ご馳走盛り合わせ」は、写真のプレートに小さいカレーがつきます。なかなかのボリュームですよ。真ん中の白い器に入ってるのは、冷たいスープ。このスープ、煮込みっぽい感じでイカの風味にオレンジが香るという、今まで食べたことのなかったコクと爽やかさの組み合わせ。その他にも、お魚のフリット、タケノコとセリの和え物、濃厚なパテ、おからのサラダなどなど、味も食感も異なるおかずがずらりで楽しく美味しい。
「ドライカレー」は、香草がてんこ盛りの個性的なルックス。全体をががっと混ぜて、レモンを絞って食べるんです。ホットなカレーにレモンを搾ると、スパイシーさは失われずにすっきり優しい味になるんですねー。シャキっとした香草の食感も良くて、混ぜ合わせて一口食べたら、そのまま無言で完食してしまう。メニューに「食べ終わると、爽やかな気持ちになるドライカレー」って書いてあったけど、ほんとうでしたよ!
素材に合わせてメニューが変わるそうなので、次にどんなものが食べられるのかもお楽しみ。
すてきなレシピをいっぱい持っていそうなお店なので、期待しちゃう!
テーブルも椅子も、壁も照明も、カウンターに並んだ調理器具も、すっきりシンプルなんだけどかわいくおしゃれ。
食べた後に、オーナーシェフさんとちょっとお話ししたんですが、いろんな素材を使ったいろんな組み合わせのレシピを、いっぱいお持ちらしいことがわかってワクワクしちゃいました。
デビューしたての小さいデリですが、季節を重ねるごとに美味しいものが飛び出してきそうな予感がします。
連休直前の鎌倉は春というより、初夏の陽射しです。
長谷周辺は休日には混雑しがちで、ランチをどこでするかが悩ましい。「コヤギヤ」があるのは、由比ガ浜通りの長谷側の入り口あたり。ここでテイクアウトをGETして、鎌倉文学館のお庭でランチするのがおすすめです。鎌倉文学館のお庭は、海に向けて開けていて風も爽やかです。大きな椎の木陰に入れば、トンビに狙われるキケンもかなり低い(でも、ゼロではない)です。