パン激戦区と言われる鎌倉。そう言われてみれば、パン屋さんたくさんあります。
特徴、個性、美味しささまざまなパン屋さんがある中で、大町にあるmbs46.7は、激戦に参加してる感のない、なんというか…ゆったりしたペースとムードのあるパン屋さん。陽射しのきれいな路地の奥にある、とっても小さいお店です。
Walk大町という、おしゃれな雑貨屋さんや本屋さん、レストランが集合した建物の一角にあります。通りからちょっと引っ込んでいるので、秘密の庭みたいな雰囲気がありますよね。周りにあるお店も、それぞれ個性的で見て回るのも楽しいです。
mbs46.7が面しているスペースには、テーブルやイスが置かれています。買ったパンをここで食べることもできるので、お天気のいい日のランチスポットとして覚えておくといいかも!
お店のイチオシ「バインミー」は、ベトナム風サンドイッチ。
専用に焼き上げたバケットに、レバーペーストを塗って、焼き豚と大根&人参のなますと、香り高いパクチーを挟んで、ニョクマムやニョクチャムといった本場モノの調味料で仕上げた一品です。
週末には、ハム(&チーズorピクルス)のサンドイッチも登場します。
「パン屋さんでサンドイッチでも買って、お昼をササッとすませちゃえ!」
みたいな気持ちで、ここのサンドイッチを食べると、満足感におどろくんじゃないかなぁ……甘めのパンをデザートにしちゃうのもすてき!
両手を広げたくらいの幅のケースにパンが並んでいて、ケース越しにパンを作っている工房が見えちゃいます。ここで作ってここで売る、作ってる人が売っている!
パンの種類によって使う酵母を変え、手こねでじっくりと丁寧に作られています。材料から作り方まで、吟味されてしっかりと目が行き届いているのがわかります。買う時に迷っていると、さり気なく説明してくれたり、食べ方のアドバイスをくれるのもいい感じ。
野菜やフルーツ、ナッツ、チーズを使ったパンは、生地も素材にあわせたものになってます。バケット類も酵母を変えていくつかあります。どれも、パンらしい堂々とした味です! 初めて食べた時もびっくりしたけど、何度食べても、あらためてしみじみ美味いパンたちなんですよ。
ざくっと、ぱりっと、もちっと…それぞれのパンが違った食感を持っていて、素材の組み合わせが素晴らしいです。お勧めのパンを “1つ” 選ぶのは、ちょっとムリ!
素朴なんだけど、すっごく贅沢。
鎌倉の中でも、特別な存在感のパン屋さん。
見た目は小ぶりでも、手にするとずっしりと重い充実感のあるパンが買えます。
ケースの中に並んだパンを選ぶと、お店の人が丁寧に袋に入れてくれます。ひとつひとつ丁寧にしてくれるので、少し時間がかかります…で、そのときに “ひとくちスープ” をサービスしてくれるんですが、これもすてき!
ちょっとお行儀悪いけど、バケットを買ってちぎってむしゃむしゃ食べながら鎌倉を歩くのも、おしゃれさんな感じ……というか、アンチョビとオリーブがいっぱいちりばめられたオリビエという細長いパンがあるんですが、とっても細長いので袋から端っこがでちゃうときがあって、ちょっとつまんだら、止まらなくなって家に着くまでに1本食べちゃったこともある始末。