※閉店しました(2020年9月追記)
大町に出現したメシ屋さん、Jijico(ジジコ)は、ネパールやタイの日常食が食べられるお店。
こういう食堂って雰囲気のエスニック屋さん、ありそうで…なかった。
▲唐揚げどっさり、お野菜たっぷりのタイ風唐揚げ定食(900円)。Jijicoで、いちばん最初に食べたメニューは「唐揚げ定食」でした! 「外側はカリッとして、中はじゅわっとジューシー」っていうのは、唐揚げを褒めるときの常套句ですが、ほんとうにそのとおりっ! 他になんか、言いようがないのが悔しいっ
▲「ナンプラーのたれはお好みでお使いください」と、言われますが、最初に全部、じゃっとかけちゃうほうがうまいと思います!お肉にしっかり味がついているので、そのままでもイケちゃいますが、小皿で付いてくるナンプラーだれをかけるとすばらしいことに
ごはんがジャスミンライスなので、ナンプラーが加わると相性どんぴしゃ
シャッキとしたお野菜、風味の異なる付け合わせ、熱々のスープといった、唐揚げをとりまく定食メンバーも、ちゃんと個性があって美味しい。気持ちよーく完食できるバランスの良さです。
カレーは、日によって種類が変わります。タイのカレーやネパールのカレーなど2、3種類。どのカレーにも、旬な素材が使われています。※ネパールのカレーは「ダルバード」との組み合わせメニュー。
▲本日のタイカレー(900円)。日によってちがうカレーが登場して、うれしい。「本日のタイカレー」は、豚バラ、茄子、大根、ピーマンのレッドカレーでした。
じんわり辛い…けっこう辛い……でも、お肉や野菜がまろやか甘い
ジャスミンライスにどしゃーとかけちゃって、ひたひたにして食べるのが美味しい。食べ始めたら、無言でひたすら味わいます。
もう一つ、外せないメニューが「ダルバード」。これはネパールの国民食といわれているものだそうで、ご飯に豆のスープ、野菜のおかずなどを混ぜて食べるもの。
▲ネパールチキンカレー&ダルバード(800円)。これって、すごいお値打ちです!「ダルバード」だけだと、ベジタリアンなメニューになります。もちろん、これだけでも満足ランチ
豆のスープはとっても滋味豊かで優しい味わいなので、そのままスプーンですくって飲んだり、ご飯にかけたり、おかずに混ぜたりして自由気ままに味わうのが吉
「カレー+ダルバード」を注文すると、コクのあるネパールカレーが付いてきます。ご飯に、豆スープとカレーをまだらにかけて、いろんな配分で食べるのが楽しい……でも、カレーを食べながら豆スープを飲むのもおいしい……やっぱり、付け合わせの野菜も一緒に、ぜーんぶ混ぜちゃうもの美味しい……。
お店の方のお話によると、「ネパールの人たちも、ダルバードを食べるときの決まりはなくて、みんな好きなように食べてますよ」とのことでした。
ちなみに、「ダルバード」の豆スープは、一杯おかわり無料です
Jijicoは、開店時間の午前11時からラストオーダーの午後8時まで、いつ行ってもご飯が食べられる心強いメシ屋さん。午後2時〜5時の間は、「チャイの時間」なのでお茶だけの利用もOK! 午後5時過ぎからは、アジアンなおつまみでお酒も楽しめます。
▲チャイはちゃんと、高いところからダーッと注ぎます。これで、スパイスが香り、ミルクもまろやかに!
▲マサラチャイ(400円)。にんじんで作った小さいお菓子が付いてきます。これをちょびちょび食べながら、チャイを飲む。
▲10席ちょっとのこじんまりしたお店です。
▲大町通りの小さなメシ屋さん。個性的なメニューが並ぶお店なのに、初めて入った時から、なんだかとっても “しっくり” くる、ちょうど良さを感じるお店でした。
お店がスタートしたのが今年(2017年)のゴールデンウィーク頃。新しいお店なのですが、すっかり鎌倉・大町のメシ屋さんとしてなじんでいます。
近所の人が日常的に通うメシ屋さん。鎌倉に遊びに来た人がフラリと入っても、
きっと「また来よう」って思うメシ屋さんなんじゃないかと思います。
▲「気まぐれケーキセット」のケーキは、お店で焼いてます。この日は、バターとミルクがほわっと香るスコーンが出てきました。チャイとよくあっていましたよ〜。
初めて行った時に「唐揚げ定食」を食べて、それから何回か「唐揚げ」ばっかり注文していました。唐揚げが売り切れだったときに、カレーを食べたら、今度はカレーばっかり……何を食べても、ちょっとクセになっちゃう…不思議な魅力のメシ屋さんです。
お店の人と話していたら「自分が食べたいものをメニューにしてます」って言ってました
お料理する様子がとっても楽しそう! お料理を説明する時もすごく楽しそう! あぁ、この人たちも食いしん坊なんだなって思いました。
席に着くとすぐに出てくる冷たい布のお手拭きや、かわいい器、使いやすいカトラリー、いろいろ気が利いていて心地よいお店なんです