※茶寮の営業は終了しました。(2020年5月追記)
円覚寺の如意庵茶寮・安寧では、毎月第2土曜日にランチをやってます!
※かなりの人気で、予約が必要です!
風情のあるお庭を眺めながらの土曜日の昼食。
外の空気は冷たく冬の景色ですが、ランチをいただく如意庵の本堂は心地よく暖められ、席に着いたらほっとしました。
焙じ茶と一緒に、今日の献立を受け取ります。この献立表は、如意庵の和尚さんが一枚ずつ手書きしたものだそうです。目を通していたら、期待が高まると同時にお腹がすいてくる…
「花むすび膳」は、精進料理のお膳です。
「菜げんちん汁」は、胡麻油の香ばしい香り。細かくそぼろになった豆腐に、青菜が絡まってボリューム感のあるお汁でした。
油揚げの中にいろんな食材の美味しさがつまった「開運つつみ」。海苔をあしらった山芋がほっこり、さっくりの「山芋揚げ」……食べていて気づいたんですが、これって見た目が牡蠣フライみたいなんですよ!
そして、おかわりできる「黒豆ごはん」は、ごはんと「かぶ浅漬け」だけでもどんどんお箸が進んじゃうっ! もうちょっと食べたいという煩悩が湧いてくる、なかなか罪なご飯です。
精進料理って、仏教の教えにに基づいて作られたお料理だから地味なイメージありますが、工夫や演出が散りばめられていて、調理した人の気持ちというかサービス精神みたいなものが伝わってきます ちなみに、如意庵の和尚さんが手づからお料理なさってるんだそうですよ
1月2週目の土曜日。陽射しの少ない寒い日でしたが、お腹も心もぽぉっと暖まる冬らしいお膳をいただきました。窓の外の木々は葉を落とし、竹林も少しあせた色合い。その中で、つやつやした葉の中に、濃い紅色に咲く寒椿が印象的でした。
月1回の特別ランチ「花むすび膳」は、毎回、季節の食材に合わせて献立が変わります。
お庭に咲く花も変わっていき、季節ごとに体験したくなるスペシャルなランチです。
お天気の良い日に路地を歩いていたら、木の塀に織物のような模様がついてるのを発見!
調べてみたら、ヒロズミノガという小さなミノムシのような虫が苔を食べた跡らしいです。……なんですが、インターネットの情報では、このヒロズミノガが活動するのは初夏〜夏ぐらいだとのこと。
鎌倉の強い陽射しに照らされて、この木塀はかなりポカポカだったので、起き出してお食事したんでしょうか? 虫が苦手な人は、ギャー!ってなっちゃうかもしれないけれど、暖かい陽射しに虫たちも動き始めたと思うと、ますます春を感じます。
年明けごろはそんなに寒くないなと思っていたら、猛烈な寒波が来て、そのあと春一番かと思うような強風の日があったり、気温が20℃近くまで上がる日があったり。人間は身体の調子がヘンになりそうですが、草木はしっかり春に向かって芽吹いています。梅の花の見頃も近づいてきました。