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木枯らし吹く頃のとっておき[安国論寺]

神社と寺|2019年12月25日

花の少ない季節です 大町、安国論寺の山茶花は、木枯らしの吹く頃のとっておき。樹齢400年に迫ろうとする古木ですが、枝いっぱいに優しい白い花を咲かせます。

鎌倉 安国論寺のサザンカ
樹高3m以上あり、中心の幹は太くしっかりしています。毎年たくさんの花をつけ、冬中咲き続けます。

安国論寺の境内、本堂の左手にある山茶花は、江戸時代の中頃に品種改良されて生まれた山茶花の姿をそのままに残している銘木です。鎌倉市の天然記念物に指定されています。

鎌倉 安国論寺のサザンカ
紅葉の時期と花の見頃が重なります。
鎌倉 安国論寺のサザンカ
降雨で傷みやすい花ですが、次々と新鮮な花が開きます。

鎌倉 安国論寺のサザンカ
柔らかく透明感のある白い花。
鎌倉 安国論寺のサザンカ
枝先までたくさんの蕾がつきます。

街中でよく見かける山茶花は、紅色やピンクなど華やかなものが多いですが、この山茶花は透明感のある白い花。花弁は蝋のように滑らかです。

鎌倉にも冷たい風が吹き始める11月の中頃から咲き始めるのですが、蕾が次々とついて12月中はいつ訪れても楽しめます。12月下旬に見に行ったときも、雨の後だったので茶色く痛んだ花があったものの、まだ蕾がたくさん残っていました。

鎌倉 安国論寺のサザンカ
冬の澄んだ空によく似合う花です。

ここ数年、鎌倉も晩夏から秋にかけて猛烈な台風に度々襲われ、鎌倉中で倒木や土砂崩れなどの被害(鎌倉の各所ハイキングコースは2019年12月現在、復旧作業中)がありました。安国論寺の境内にも台風の傷跡が未だ残っていますが、古木の山茶花は傷んだ枝もあるものの、濃い緑の葉を茂らし、花数多く、これから迎える新年まで次々と花を咲かせてくれそうです。

鎌倉 安国論寺
鎌倉の紅葉は、秋というより冬の景色。

今年も、鎌倉の紅葉の見頃は年末近くになりました。台風の被害で、楓や銀杏の多くが色づく前に落葉してしまったのですが、安国論寺境内は周囲の小高い山に守られて、良い景色を残していました。

 

色づいた葉が落ちてしまった後も、古木の山茶花は次々と花を咲かせ続けます。

 

『楽しい鎌倉』の月イチ限定コーヒースタンド!

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毎月1回、1日だけのコーヒースタンド『アンダーグラウンド  カフェ』をオープンします。

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★営業日や場所、コーヒーラインナップなどは、WEBサイトhttps://undergroundcafe.jp/ でお知らせしています。

月イチの平日営業ですが、機会があったらお立ち寄りくださいませ。その時その時の鎌倉の見どころや花情報などもお伝えできればと考えていますので、お気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。

安国論寺

鎌倉市大町 4-4-18
JR鎌倉駅より徒歩約15分

月曜は閉門(祝日を除く)

最寄り駅からのアクセス(行き方)

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