今年の鎌倉のお正月は暖かかったなぁ…と思っていたら、松が明けたとたんにぽつりと梅が咲いてるのが見つかるようになりました。
朝晩はかなり冷え込みますが、陽射しのある昼間はポカポカ。まだお正月気分で混雑がちの鎌倉駅周辺を逃れて、北鎌倉の東慶寺に行ってみました。
▲いわゆるふつうの紅梅。咲いてました、一輪。
▲これもいわゆるふつうの白梅。かなり早いです。北鎌倉の東慶寺には、冬至の頃から咲き始める “冬至梅” があります。毎年、冬至梅が咲いている間は、他の梅の木は、まだまだつぼみが出来上がっていく最中という感じなんですが、参道を歩いていて、上を見上げたら高いところで紅梅がぽつりと花開いているのを見つけました。
注意して見てみたら、もう咲いている花があちこち3つ4つありました。日向にある木は、かなりつぼみが大きくなってます。やっぱり、今年はかなり春が早い。
▲冬至梅。細くてちょっと枝垂れていて、可憐な一重咲き。今年はもう、ほぼ満開です。
▲黒塀ごしにのぞく冬至梅。冬至梅は、本堂に向かう門を入ったところ左手にあります。
ひっそりとした佇まいの木で、毎年(…いつもなら)、この木1本だけで咲きます。去年も一昨年も、1月中に咲いている梅はこの冬至梅だけで、他はまだまだつぼみだったのです。
冷たい風が吹く冬景色の中で咲く梅というイメージで、この冬至梅と他の梅の花が咲いているのを同時に見たのは初めてです
※去年の冬至梅→『春遠からじの北鎌倉』
境内には、訪れる春の気配がちらちらと……。
▲万両の真っ赤な実が、冬景色を明るくします。
▲黒塀に映えるボケの花。
▲冬桜は12月からずっと咲いていて、もうしばらく咲き続けます。
▲まるで、もう咲いているかのように見える木蓮のつぼみ。大きくふくらんでいました。東慶寺としては花の少ない時期です。
枯れた紅葉や葉を落とした木の枝ぶり、春に向けて手入れされた菖蒲田の清々とした様子など、花の少なさが、かえって確実に近づいてくる春を思わせます。
▲ざっと見渡すと冬の参道。この枝の中に、咲いてる花があります。
▲北風が吹いても、陽射しが強く昼間はコートを脱ぎたくなるくらい。
▲鐘楼の周りの梅は、まだ固いつぼみ。今年の梅見の予定は、ちょっと早めにしたほうがいいのかも!
でもこれから冷え込んで、また2月に雪が降ったりするかも…どうだろう、迷う迷う、悩む。
1月10日の朝、大町の八雲神社で行われた “さいと焼き” に行って来ました。
お正月飾りや古いお札が焚かれる様子を見物すると「お正月終わったー」と実感します。
年末年始はなんだか拍子抜けするぐらいの暖かさだったのに、さいと焼きが行われた10日の朝6時頃に温度計を見たら気温3℃! やっぱり寒い!
▲午前8時ごろ、神主さんが火を入れます。
▲近所の人々が集まる規模小さめのさいと焼き。
それで、寒いと思って着込んで北鎌倉に出かけたら、お天気が良くて陽射しが強くて、歩き回っていたら汗だくになりました
周りを見たら、コートを抱えてシャツ一枚で歩いてる人もいましたよ。