週末になるとお天気が悪くなったり、風の強い日が続いたり…いよいよ満開を迎える梅が、うまく咲きそろってくれるか、ちょっぴり心配していました。
北鎌倉の東慶寺、境内の梅が咲きそろいました! 早めに咲いた花は、ここ数日の強風に散らされてしまったのもありますが、春めいた眩しいほどの日差しの中で、ふっくらと咲き誇っていました!
▲山門近く、鐘楼のあたりから見ると、本堂の屋根が梅の花に埋もれているようです。
谷戸の奥に深く広がる東慶寺は、梅も場所によって少し咲く時期がずれます。山門入り口近くの白梅は咲き切った感じですが、本堂を過ぎて金仏さまの背後に広がる菖蒲田のあたりの梅は、まだまだつぼみも残っています。やや遅咲きの枝垂れ梅は、来週後半でも楽しめそうでした。
▲本堂前の薄紅の梅。ふっくらと玉になって咲く様子がかわいらしいです。
▲本堂入り口の白梅は、じくと額が緑色で爽やか。
▲境内を進んで行くにしたがって、つぼみのついた枝も見つかるようになります。
▲梅の木の下、木漏れ日の中にクロッカスも咲いていました。梅の花は、木によって花の色も形も、咲き方もちがっているので眺めているとけっこう時間がたってしまいます。
東慶寺は北鎌倉でも人気の高いところですし、駅から近いので多くの人が訪れます。混み合うこともありますが、それでもすっと人の波がひくことがあって、のんびり時間をかけて境内を回っていると、静かな中にシジュウカラやメジロの鳴き声が聞こえてきます。
▲東慶寺境内の参道から見上げると、梅の向こうに円覚寺の弁天堂茶屋が見えます!
▲ミツマタは雨や風をものともせず、ゆっくり咲いていく頼もしい花。東慶寺のミツマタは五分咲きぐらいでしょうか。
けっこうクルマ通りの激しい鎌倉街道から、石段を上って山門をくぐると、白、薄紅濃淡さまざまの梅が!! ぎゅっと詰め込まれたように咲いていて感動してしまいましたー! これまで、東慶寺の梅はなかなかタイミングが合わなくて、いいところを見損なっていたのです!!
東慶寺の境内でも、奥の方の枝垂れ梅はこれから。今週末、来週末でも楽しめると思います。海蔵寺、宝戒寺にも、よい枝垂れ梅があります。瑞泉寺なんかは、いつも咲くのがかなり遅いので、これからが見ごろだと思います。
まだまだ、あちこち梅見がしたいー。
とにかく、風の強い天候が続いているのが気がかり!