梅が香は我衣手ににほい来ぬ
花よりすぐる春の初風
鎌倉右大臣
先週、梅の咲き初めだった宝戒寺を見に行ってみました。
宝戒寺は、車通りの多い金沢街道から少し参道を入ったところに山門があります。50メートルほどの参道なのですが、この路に入っただけで少し喧騒から離れた感じがします。
山門入って両脇の梅はまさに満開! 風が少し強かったので、散った花弁がくるくると舞っています。そして、風の中には梅の香りが混ざっています!
宝戒寺境内の梅の主役といえるのが、この枝垂れ梅。
まだ三分咲きぐらいでしたが、ここ2日ほど気温20℃超えだったので、一気に咲いてしまうかもしれません。
この梅の満開のときに、枝垂れた枝の下からのぞきこむように見上げる景色が圧巻ですね。もう視界全部が梅! 吸い込む空気は全部梅の香り!!
また来ます。
宝戒寺の枝垂れ梅は、ちょっと枝ぶりが小さくなってるかな…。ここ数年、夏の初めや秋に大きな台風が来ているのでその影響と思います。台風が来ると、海から塩水が巻き上げられてきて、植物はかなりダメージを受けるのです。今年は、葉っぱが全部潮焼けしたり、枝が折れたりするような大きな台風がきませんように!
「鎌倉の花見は梅!」その中でも、この枝垂れ梅がかなり好きです。
山門の受付のところで、かわいらしいお守りを発見したので、いただいてきました。
黒くて丸いのは「無患子(むくろじ)」という木の実です。
境内、本堂の左手側に、大きな「無患子」の木があって、この木になった実で作っているのだそうです。「無患子」の木も、昨年秋の台風のときに、若い実がたくさん落ちてしまったとか…いただいてきたのは、その台風の生き残りの実というわけですから、ご利益ありそう!!