“萩寺” とも呼ばれる宝戒寺、秋の風情がさすがです。
門前の参道も境内も、溢れるように萩が茂っています。例年に比べると、花の数がやや少なめとも言われてますが、実際に見てみるとかなりゴージャスに咲いていますよ!
※陽射しがキツイのと、花の白さが繊細なのとで、写真は花が見えにくくなっちゃいましたー。
先週末の台風のときの暴風で、こんもりと伸びていた萩の枝が倒れこんでしまったようですが、ここ1週間の晴天でかなり回復しました。日中の陽射しはかなりきついのですが、風は爽やかなんです。
細い枝、丸い小さな葉、繊細な花弁、全体が風に揺られて、なんとも秋らしい景色になっています。
そこかしこから、リリリーと虫の声も聞こえますよ!
ほとんどが白萩なんですが、ぽつりぽつりとピンクの株もあったりしてかわいいです。萩の根元に、真っ白な彼岸花も咲いていて、豪華な花の造形に見とれてしまいます。
萩をかき分けるようにして、境内を散策します。伸びた枝が小道をおおっていて、人影がかくれてしまいます。
宝戒寺は萩の名所としてとても有名なので、訪れる人は多いです。でも、不思議と境内に混雑した感じがしないんですね。きっと、圧倒的な植物のボリューム感のおかげだと思います。
明るい緑の葉と無数の白い花たちで、爽やかなお花見になりますね。
春の花見のワクワク感と異なる、落ち着いた趣があります。
宝戒寺の萩、昨年はあまりに過酷な残暑で、花が咲く頃に葉がチリチリとヤケてしまう状態でした。今年はちょっと台風に荒らされたけど、なかなかいい感じ!
まだ強い陽射しは残っていますが、朝晩はかなり秋の気配がします。宝戒寺に萩を観に行くなら、午前中の陽が高くない時刻がいいと思います。真っ昼間は陽が眩しすぎて、白い小さな花たちを楽しむのにはいまいちかなぁと。夕方もいいと思うんですが、 4時半に閉門しちゃうのでご注意。