美鈴の「萩の餅」は、秋のお彼岸の期間だけに登場します。前もって電話で予約しました。
萩寺として知られる宝戒寺と、御菓子所・美鈴は、ほぼお隣さんといってもいい位置関係。なので、宝戒寺の帰りに「萩の餅」を買って、秋の気分に浸ります。
おはぎです!
漉し餡と胡麻のおはぎです!!
いたってふつーのおはぎです…見た目はね…おはぎだから、もちろんもち米とあんこなんですが、やはりタダモノではないんです。
きれいな箱の箱の中にすまして並んでいるし、ちょっと小ぶりなので、ぱっと見は「あーら、お上品ね~」って感じでしたが、食べてみるとがっつりとした小倉餡の風味にやられましたよ。
漉し餡の方は、どんと塩気が効いていて濃厚です。甘さもしっかり、中のもち米もねっとり、かみしめると広がる御飯の香りがすばらしいっ!
胡麻がまぶされているのは、もち米に包まれた漉し餡です。こちらの中身の漉し餡は、甘味が抑えめで胡麻の香ばしさが引き立ちます。摺り胡麻のザラザラした口あたりも活きてます!
この2種類のおはぎは、“味違いのおはぎ” じゃなくて、まったく違う2つのお菓子です。
宝戒寺の萩は、お彼岸頃が見頃になるので、萩見と「萩の餅」はセットで楽しむのが “吉” ですよ!
鎌倉はすっかり秋の花見シーズンを迎えました。
昼間はかなり暑い日もあるけど、朝夕は爽やかです。うす暗くなって人通りが少なくなると、段葛でも虫の声がよく聞こえます。月も冴えて美しいので、宵の口の鎌倉散策が良い季節。