神出鬼没のケーキを迎えに行く！［Pompon cakes blvd.］

鎌倉の街のどこかに、突如として自転車で現れるケーキ屋さん、Pompon cakes。

あのとびきり美味しいケーキを食べるチャンスを、もっと下さい！ と星に願いをかけてたら……、

できました！ Pompon cakesのお店です!!

場所は梶原、JR鎌倉駅からはちょっと遠いです。でもへっちゃら、バスに乗って行きました！！

Pompon cakesについてくわしくは、過去の記事も、ご覧下さい。

●「気持ちがはずんじゃうケーキ屋さん」

●「夜の道でケーキを買う 」

とーぜんのことですが、Pompon cakesのケーキが並ぶお店ですよ　ショーケースの前で、どのケーキを選ぶか悩みまくる事ができます　イートインもできます

焼き上がったケーキは、随時ショーケースに並べられていくのですが、たぶんきっと、あのショーケースにケーキがぱんぱんに並ぶ事はないんじゃないでしょうか……。次々にお客さんがやってきて、ケーキがどんどんなくなっていきます。

Pompon cakesのメニューの基本は、ニューヨークチーズケーキとキャロットケーキとレモンチーズパイ（と、勝手に思っております）。そのほかにも、バナナケーキやシフォンケーキ、旬のフルーツが使われたパイいろいろが、その日の素材にあわせて登場します。

並んでいないケーキでも、すこし時間がたったら焼き上がることがあるので、お店の人にちょこっとお尋ねしてみるのがいいでしょう！

Pompon cakesのケーキを、選んだその場でイートインできるなんて、最高うれしい！　コーヒーを頼んだら、丁寧にハンドドリップで淹れてくれました。

今までは、ケーキを買ってお家に帰って、自分でコーヒー淹れていたんですから……陽射しの明るいテーブルに座って、ケーキとコーヒーがやってくるのを待つ時間が、とってもとってもすてきに感じられます。

お店で食べるPompon cakesのケーキは、とってもフレッシュな印象でした。

定番のチーズケーキ、何度食べても一口めに「おいしいー」って、しみじみ思うんですけれど、お店の奥の工房から出て来て、まもなくテーブルにやってきたケーキは、格別の新鮮さでした

Pompon cakesのケーキは、地味なほどにシンプルな見た目の中に、美味しくなるための工夫が詰め込まれてます。その日、その日の素材の状態や温度にあわせて、特にレモンなどのフルーツ類は、酸味や甘みが異なるので確かめながら微妙に調節して作っているそうです。

「作っている人が売っている」そういうお店ならではの、マニュアルまかせではない丁寧さと実直さが魅力。

本当の事を言いますと、お店になったらちょっとイメージ変わるのかな…って思ったりしてたのですが、それは全然なかった。Pompon cakesらしいPompon cakesならではお店。ここは、まさにPompon cakesそのものでした。まったくぶれていない、意外と骨太なんだなぁ。

ケーキそのものが、シンプルでいてきっちりとした個性を持っているので、ぶれるところがないんですよね。

お店がオープンしたのは４月の下旬、連日売り切れの人気ぶり。ちょっとお店の様子が落ち着いたら、自転車のケーキ屋さんも再開するそうです。また、街角で出会いたいなー。

よし！　お店で食べて満足したけど、もういくつかお持ち帰りしちゃおう！

Pompon cakes blvd. ができた梶原は、閑静な住宅街。JR鎌倉駅からは、歩くと30〜40分ぐらい。街の真ん中じゃないところが、Pompon cakesらしさだなー。

遠いって思うけど、鎌倉駅西口、市役所の前からバスに乗るとスルッと着いちゃいます。乗車時間は10分ぐらい。賑やかなところからちょこっと離れて、丘を越え、トンネルを抜ける道をバスで行くのはなかなかの趣。

下車バス停は「梶原口」です。

ケーキを味わった後は、長谷の鎌倉大仏方面に向うのはいかがでしょう。

バスに乗って「大仏前」まで行って、大仏さまにご挨拶ってのもいいし、足元がトレッキング対応だったら大仏切通を歩いてみるのもいいですよ。

大仏切通は鎌倉七口の一つ、鬱蒼とした森の中をゆく道です。高低差もあって、しっかり歩く道なので、Pompon cakesでケーキを２つぐらい食べても、帳消しですね！