円覚寺の弁天堂と鐘楼は、昨年の夏から修復工事が続いていましたが、
見晴し台にある茶屋が復活しました!
弁天堂の前にある洪鐘(おおかね)周辺は、まだ少し工事が残っているようなのですが、弁天堂の脇の見晴し台の茶屋がリニューアルオープン! 名前も「洪鐘弁天茶屋」になりました
ここに行くためには、140段以上ある階段を登ります。かなり急な階段だし、幅も狭いので、後から来る人がいるときなんかは、渋滞しちゃう…と、ちょっと焦りつつ、無言でひたすら登ります なので、茶屋で味わう甘味は、まさにご褒美の甘露って感じ。
席の雰囲気はだいぶ変わりました。→以前の様子はこちら(2014年3月9日の記事)
以前の崖ギリギリ感はなくなったけど、きちんとしたフェンスができたので、立ち上がって景色を眺めたり写真を撮ったり、気兼ねなくできるようになったなと思います。
メニューには「弁天ベジカレー(750円)」「そぼろ弁当(700円/週末のみ)」といったちょっとしたお食事も加わってます! 北鎌倉の貴重なランチスポットとして覚えておこうっと
弁天堂の前の鐘楼に吊られた梵鐘は、国宝です!
鎌倉時代の名工・物部国光の作で、「正安三年(1301年)」の銘があります。高さは2.59m、関東地方最大の大きさを誇る鐘なので、ここでは洪鐘(おおかね)と呼ばれているのです。
鐘楼の周りは、まだ修復工事が続いていますが、この作業が終わると鐘楼の周りを歩けるようになるのかな?
「洪鐘弁天茶屋」で一休みした後、あらためて円覚寺の境内を散策しました。
大木の多い境内、若葉がいっせいに萌え出して、薫りたつような緑が重なっています。梅の若葉の中には、梅の実がたくさんついていました。
総門を入ったら、山門、仏殿へと向かうのが一般的な参拝の道順ですが、総門を入って山門前の階段を上がらずに、右手に行くと、「国宝大鐘道」と刻んだ石碑が立つ道があります。弁天堂へと登る階段に向かう短い道なのですが、水の流れに沿った美しい道です。週末の人出の多いときでも、いつもひっそりしています。
洪鐘弁天茶屋で白玉小豆を食べながら、向かい側にある東慶寺の様子を眺めていたので、円覚寺を出た後、行ってみました。東慶寺の境内も、梅や楓の若葉が美しかったのですが……その葉影で、紫陽花が咲き始めていました!
ゴールデンウィークが過ぎて、ひと段落って気分だったのに、紫陽花を見たらなんだかとってもソワソワした気分になってしまった! 沖縄・奄美が梅雨入したとのニュースも聞いたし!
鎌倉中が盛り上がる紫陽花の季節に向けて、もう気持ちが焦り始めています。