▲階段を上がるとお店です。北鎌倉、明月院のさらに奥へ、住宅街をどんどん歩いていくと、階段の上に出現するちょっと隠れ家みたいな珈琲屋さん。石かわ珈琲は、スペシャルティコーヒーと出会えるお店として、珈琲ツウの間では知られた名店。古い住宅を改装したお店は、すっきりと落ち着いた雰囲気でカフェ好きの人たちにも人気です。
ここで飲める珈琲は……、
「生産国、地域、農園、品種、精製、乾燥、が明確で輸送から保管まで管理された際立った香味を持ったスペシャルティコーヒーのニュークロップ(当年度産の生豆)」
が、使われているそうです。一杯ずつ丁寧に淹れてくれます。
遠い国で実った豆が、おいしい珈琲になるべくしっかりとした道筋を通って北鎌倉にやってきて、特別な一杯になってサーブされるというわけなんですよ! 低く音楽の流れる店内は、お店の主人が珈琲を淹れる気配や食器の触れる音も心地よく感じられるゆったりした空間です。
ブレンドコーヒーはローストの深さによって3種類あります。一番ローストの深い「きたかまブレンド」を注文しました。苦味を味わおうと思えば苦味が…酸味を味わおうと思えば酸味が、きちんと味わえる一口ごとに楽しいコーヒーです。切れ味がいいというか…澄んだ味。
次は思いっきり個性的な豆を、ストレートで注文してみたいなと思いました。
気持ちのいい店内なのですが10席ほどしかないので、週末などは混み始めるとゆったりできないのが残念かなぁ。メニューはコーヒーとスイーツのみなので、みんなが食事をしているランチタイムが狙い目かもしれませんよー!(この日は日曜日でしたが、お店に入ったのは12時15分ぐらいでした)
▲テイクアウトできます。すいている時間だったら、珈琲おかわりしたりして長居しちゃいましょう!
デートでまったりも、ひとりでのんびりも、それぞれに上等な時間にしてくれます。
スペシャルティコーヒーって、最近よく聞くけど「なるほど、これはっ!」と思えるお店はあまりないですよね。デートで石かわ珈琲に行くなら、彼女(彼氏)がコーヒー苦手じゃないかだけは確かめてくださいねー。メニューはコーヒーと、コーヒーに合うスイーツのみです。
明月院、右手の電柱に看板が出ています。
▲明月院の総門前、右手の電柱に案内があります。300mと書いてありますが、くねくねと曲がった道なので、初めて行くときは「ホントにお店あるの?」と不安になっちゃうかも? でも、不安になりかけた頃に、右手に看板と階段が出現します!
休日は混み合うことが多いようです。保温マグを持参してテイクアウトにして、明月院を散策しながら飲むのもいいかも…明月院境内は「弁当などの飲食はご遠慮ください」なんですが、持参マグコーヒーなら許されそう。