美鈴の五月のお菓子は「昇鯉」。
昇る鯉と書いて、「しょうり」と読みます。水色の求肥を滝に見立て、散らしたささげで水中を昇っていく鯉を表現しています。
求肥と豆だけ！ というシンプルな作りなのに、きりっとした水色の中に、豆の小豆色がリズミカルな感じで、初夏の雰囲気いっぱい。細かい細工なしで、色彩とバランスだけで完成しちゃってます！
▲蜜煮のささげが、絶妙なバランスで散ってます。食べてみると、口どけのいい求肥の中に、しっかり豆の存在感。豆の香りと食感が楽しめます。見た目のシンプルさを、かるく裏切ってくれる味わい！
一口食べた後に、あらためて見てみると、「昇鯉」という力強い名前が納得できると思います。
清々しい色彩、飾り気のない姿、「しょうり」は勝利に通じるし、端午の節句にぴったりのお菓子です。
▲五月の上生菓子
鎌倉はGWらしい混雑ぶり！
お天気はまずまず良さそうですね。
風は爽やかですが、日差しが強いので帽子、日焼け止めを忘れずに！ 由比ヶ浜を歩くつもりなら、サングラスもあったほうがいいですよ！！