美鈴の九月のお菓子は「流鏑馬(やぶさめ)」。
鶴岡八幡宮の9月の行事「流鏑馬神事」にちなんだお菓子です。
青竹の串にさした求肥に、矢羽を描いた紙がクルッと巻いてあって、箱の中で並んでいる様子は一見おもちゃみたいな可愛らしさです。
丸っこい矢羽根の絵柄はなんとも素朴なのですが、包み紙の真っ白さや青竹の爽やかな色合いが加わって、きりりとした表情があります。
青竹の串をつまむと、ずっしりとした手ごたえ…なんですが、包みを取ってぱくりとやると、求肥がとろけて口あたりが軽いんです。やわらくて甘みも風味もしっかりある求肥なのに、さらりとした不思議な食感です。
ぺろりと2つ食べちゃいましたよ!
求肥に、白餡と卵の黄身を混ぜたものと、小倉餡を混ぜたものの2種類があります。この2つは、色合いがちがうだけじゃなくて、きっちり風味も違います。
黄身のほうはクリーミーでコクがあり、小倉の方は小豆の香りがふわっとします。
求肥そのままが串に挿してあるだけのシンプルなお菓子ですが、しっかり異なる味わいになってるのがすてきです。
濃いめの煎茶かコーヒー、とにかく熱めの飲み物があうんじゃないかなー。
陽射しがきつく、残暑ガンガンの鎌倉です。
「流鏑馬」食べたら、天高く爽やかな秋がめちゃくちゃ待ち遠しくなっちゃいました!
ちょっとでも涼しくなれば、鎌倉の街中におしゃれなデートファッションのカップルがちらちらと現れるようになりますね!
Tシャツにビーサンはもう飽きた!