美鈴の四月のお菓子は「蝶の谷戸」。
若草に、小さな蝶々が飛んでいます。
一番下は濃し餡、まん中は固めに焼いたカステラ(しっとりしてない)のようなもの、一番上の若草色の練りきりにかわいい蝶が散っています。姿の良さは説明するまでもないですね。
春らしい軽やかな色彩ですが、一本物で箱に入ったのを持ち上げると、ずっしりと重みがありました。
▲蝶をきれいに入れたいから、厚切りでいただいちゃいます。切り分けて食べてみると……あぁ、すてき。小豆の香りがいいなぁー、玉子の風味の生地がなんかこうクッションみたいになって舌触りもよくて、餡の味を引き立ててくれて……美味しい!
ちょっと時間がたつと、まん中の生地がしまってきて、食感が変化するそうなんですよ、それも楽しみ! 甘いものが好きな人に、わくわくしながら食べていただきたい春のお菓子です。
▲四月の上生菓子
昨日からずっと雨がざーざー降っていました……。が、午後になってどんどん明るくなってきたと思ったら、日暮れ時にはすっごい夕焼けになりました。
▲材木座の夕暮れカラスがカァカァ、トンビがピーョピーョと鳴くのに混ざって、ケキョケキョとへたくそなウグイスも鳴いてましたよ、夕方なのに!
春っぽい気分で、「蝶の谷戸」をいただきますー。