▲扇ガ谷、寿福寺の参道。杉並木の間に、楓が点在しています。朝晩、かなり冷え込んできました!
昼間でも、ちょっと陽が陰ると風が冷んやりと感じられます。
秋の草花は盛りを過ぎて、そろそろ楓の色づいた枝も見かけるようになりました。鎌倉の紅葉、見頃となるのは、例年11月下旬から12月にかけてです
まだまだ早すぎることは承知ですが、秋らしい景色を探して歩いてみました。
今年、鎌倉は春夏に台風の直撃がありませんでした。なので、楓も銀杏も葉っぱがきれいにそろっています。
5年〜3年ほど前にかけて、続けて台風が直撃したことがあって、そのとき海から吹きつけた塩水で鎌倉中の樹木が大ダメージを受けました。大きな銀杏の木なんかは、海側の枝の葉がすべて塩焼けして枯れ落ちてしまったりしたんです。
昨年も今年も、風雨が激しいことはあっても、海水が巻き上げられるような台風直撃がなかったので、鎌倉全体の樹木が、元気に回復してきています
今年は、昨年にも増して、良い紅葉シーズンになってくれそうです。
▲扇ガ谷、英勝寺では、柿が実って秋の風景。
▲個人のお宅のお庭の楓が、道を彩っていました。
海蔵寺 
山門前の楓が色づいていました!
▲陽に透ける楓が輝くよう!海蔵寺は、扇ガ谷のいちばん奥にあるお寺。閑静な住宅街を抜ける谷戸の奥に伸びる道が、色づき始めた楓に囲まれていました。
境内の楓は、ほぼ青葉でしたが、ところどころに赤く染まった枝が見つかってうれしくなりました。
鐘楼や茅葺きの庫裡の近くにある楓は、枝振りも美しく根元の周りは苔で覆われています。紅葉の色が深まり、葉が落ちてくるころには素晴らしい景色ができあがりそう!
▲手入れの行き届いた端正なお庭です。
▲山門前はかなり良い色合いになっていました。
▲鐘楼や門の配置が絶妙。
▲青い楓の葉もきれいでした。
葛原岡神社 
銀杏の大木に囲まれています。
▲縁結びの神社として知られています!
▲2本仲良くよりそう銀杏。
▲山茶花がかわいく咲いてました。葛原岡神社には、境内や鳥居の前の広場に大きな銀杏の木が何本もあります。
まだまだ元気な青葉ですが、色づくと辺りいちめん黄金色になります。見頃まで、あと2週間ぐらいはかかりそうですね。
鳥居の前や樹木に囲まれた広場には、テーブルやベンチがあります。お天気のいい日なら、テイクアウト物やお弁当を持って行きたいなぁ
源氏山公園 
頼朝さまと一緒に紅葉狩り!
▲遠足の小学生、頼朝さまと並んでお弁当。
▲楓は半分以上がまだ青葉。源氏山公園、源頼朝像のある広場の楓が色づいていました!
この日は、平日だったので遠足の小学生たちがやってきてお弁当を広げてました。とっても楽しそうだったけど、上空にトンビの姿があって見ていてちょっとヒヤヒヤしちゃった
木陰のベンチや東屋なら、落ち着いてお食事できますよー。
まだまだ青葉の楓が多かったです。
鎌倉大仏 
ほんのり色づいていました!
▲色づきはまだまだでしたが、ススキの穂が揺れて秋らしい景色になっていました。全体的に、ほんのりかすかに色づいた楓と銀杏が、大仏さまを包んでいました。紅葉の色合いが濃くなっていくにしたがって、大仏さまの美男ぶりもパワーアップしていきますよ
ちょっと離れて見ると、大仏さまのお顔を紅葉が縁取るように見える場所があります。楓と大仏さま、銀杏と大仏さま……秋ならではの彩りにうっとりしたいです。見頃まで、あと1週間ぐらいでしょうか。
鎌倉の紅葉は、山全体が染まる…という感じではありません。社寺の境内、谷戸の奥にスケール小さめで色づく秋……それが鎌倉らしい紅葉だなぁって思います。
個人のお宅の塀に真っ赤になったツタが絡まっていたり、歩いていてふと見上げたら松の緑の奥に色づく枝が見えたり、歩いているといろんな紅葉がみつかります。
●2015年11月21日~12月6日、長谷寺の夜間特別拝観・紅葉ライトアップが行われます。
入口は午後6時に閉門しますが、平日午後6時30分まで、土日祝日午後7時まで境内を散策できます。日没は午後4時半前ぐらいなので、このぐらいの時刻に入山して、だんだん暗くなっていく様子を楽しむのが良さそう。
日が落ちると、かなり冷えます。防寒しっかりお忘れなく!