※2021年のお十夜法要は、10月13日(水)・14日(木)です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、堂内での参列は関係者のみとなります。山門の特別拝観等はは行いません。
毎年10月12日から15日にかけて行われる光明寺の十夜法要。浄土宗の重要な法要で、この時期、全国の寺院で行われますが、ここ材木座の光明寺が発祥の地なんです。
500年もの歴史を持つ浄土宗の重要な行事ですが、材木座に住む人たちにとっても「夜遅くまで賑やかに露店が出る “お十夜” の日」として、秋一番のお楽しみイベントになっています。
※露店が出るのは13日と14日です。
▲宵闇に浮かび上がる山門、五色の幕が鮮やか! 奥に見えるピカッと光っているのは、江ノ島シーキャンドルの灯り。富士山もちょこっと雲の切れ間に見えてるんですが、わかります?
▲晴天に恵まれて、ワクワク感も高まります。13日の午前中から露店がたち並び始め、広々とした光明寺の山門前や参道を埋めつくします。
山門にかけられた五色の幕、ずらりと並ぶ露店の看板、キラキラした強い陽射しが聖俗ともども鮮やかに照らしていました。
境内には、独特の調子をもった念仏の声が響きます。お十夜のときは、山門の2階に上がることができます。山門の高さは約20m。鎌倉最大級の山門です。海に向かって開けた視界が壮快
稲村ヶ崎の上に、冠雪した富士山も頭を覗かしていましたよ!
▲山門の2階から海岸を望む。
▲ご近所さんも、この縁日を楽しみにしています。
▲参道は人でいっぱい!夕暮れ頃から、多くの人が屋台の灯りに吸い寄せられるように集まってきます。
法要の後に、仏讃歌に合わせてお稚児さんが舞う稚児礼賛舞が奉納されます。お稚児さんになるのは、近くに住む女の子たち。カメラを手にした親御さんや、お稚児さんを卒業したお姉さんたちが見守っていました。
▲本堂ではお稚児さんの舞や雅楽などが奉納されます。いつもは、暗くなると静かな材木座の町に、続々と人が集まって来ます。家族連れが多いですが、小学生どうしで連れ立ってやってくる子たちもかなりいます。
境内は、焼きそばやたこ焼きなど食べ物のお店だけじゃなく、射的や輪投げ、宝物すくいといった遊戯モノがたくさん出ていて、ちょっぴりキケンなムードをかもしています。子供たちは、限りあるお小遣いで、いかに楽しむか真剣ですよ!
射的でとった景品を誇らしげに見せ合う子供たちが、生き生きしていていい感じでした。縁日って、ほとんど無駄遣いになっちゃうけど、その無駄遣いの記憶が大事なんじゃないかな……と。
▲子供たち大興奮の夜店です。
▲後ろ姿がクールな射的場のふたり。
▲くじ引き屋さんにメッシ登場! 大当たりか??
▲きらめくスーパーボールすくい。境内のにぎわいは暗くなった午後6時過ぎからがピークを迎えます。
風が冷たくなってきて、アツアツのお好み焼きがいっそう美味しく感じられました。
※過去の「光明寺のお十夜」の記事もご覧下さいませ。
●夜の露店で大興奮!
●“善の綱” で願望直結
▲大くにのお十夜限定まんじゅうです。
お十夜のとき、必ず買ってくるのが「光明寺まんじゅう」です! このおまんじゅうは、大町四つ角の老舗和菓子屋さん・大くに謹製。お十夜のときしか売ってません。シンプルなこしあんのおまんじゅうで、上品に美味しいのです。
お好み焼きやら焼きそばやら、ジャンクなグルメをたっぷり楽しんだ後は、お家に帰ってこのおまんじゅうで、お茶にするというわけです。落ち着きます。