※長谷の灯かり 2020年は開催の予定が発表されていません。
長谷の灯かり 2016
その1(鎌倉大仏・長谷寺・光則寺)
その2(御霊神社)
▼その3(鎌倉文学館・甘縄神明宮・収玄寺・極楽寺)
2016年8月22日〜30日に開催された「長谷の灯かり」。鎌倉の夜歩きを楽しむイベントです
ライトアップされた長谷・極楽寺エリアの8つの名所、それぞれに個性が際立つ灯かりで夏の夜を彩りました。
鎌倉文学館 
▲森を背景に光に浮かぶ洋館。外国のおとぎ話に出てきそう。
▲トンネル内の石組みが美しく見えます。門から本館へと向かうアプローチ、低く置かれた灯かりに石畳が照らされていました。ゆるくカーブした小道に点々とランプ型の灯かりが配置され、楓の梢をぼんやりと照らします。
石組みが美しいトンネル「招鶴洞」を抜けて進むと、白い館が森に浮かんでいました。
鎌倉文学館は「長谷の灯かり」の期間中、夜間特別開館していました。展示を見たり、夜の「おはなし会」に参加してみたり、ふだんとは雰囲気の違う洋館の内部も楽しみました。
甘縄神明宮 
▲海に向かって開けた高台に建つお社。まっすぐな階段が印象的です。
▲闇の中に浮かぶ社。背後の森の暗さが増して感じられます。甘縄神明宮は、鎌倉で最も古い神社、創建は奈良時代といわれています。
平安時代の中頃から源家代々に厚く信仰され、『吾妻鏡』には、お正月に頼朝と政子が連れ立って参拝したという記述があります。
「長谷の灯かり」期間中は、まっすぐで急な階段に清々しい白色の灯かりが並び、拝殿は静かに色を変えていく光で彩られていました。
台風の影響で蒸し暑い夜でしたが、参拝して階段を下りる時に、涼しい海風が吹いているのが感じられました。
収玄寺 
▲昼間はクルマの行き交うバス通り。
▲植物の多い境内。四季の花が咲きます。江ノ電の長谷駅から、長谷寺や大仏さまに向かう大通り沿いに門を構える収玄寺。通りを歩いていると、低い木の塀越しに可愛らしい本堂の屋根や整えられたお庭の様子が見えます。
小さなお寺ですが、草花、木の花、多くの種類の植物が育つ “花の寺” として知られています。
バス通りに面した門が、ぼんやりと光を受けて入山を誘います。境内に茂る草木の下で、虫たちがちょっと早めの秋の歌声を響かせていました。
極楽寺 
江ノ電の極楽寺駅を出るとすぐに、桃色の光に浮かんだ極楽寺の山門が見えました。
極楽寺は、他の「長谷の灯かり」開催地とちょっとはなれています。この日は、しとしと雨が降っていたので江ノ電に乗って向いました。
山門をくぐると、本殿へと進む道の両脇に蓮花の形の灯かりが並んでいました。雨降りは残念と思っていましたが、灯かりが雨の雫でキラキラと瞬いて、まさに極楽浄土の景色。本殿前には、大きな百日紅の木がたわわに花をつけていました。
●かまくら 長谷の灯かり
2016年8月22日(月)〜28日(日)
18:30〜20:30(最終入場20:00)
※22日は台風のため中止となりました。
鎌倉大仏殿高徳院、光則寺、極楽寺、収玄寺、長谷寺、甘縄神明宮、御霊神社、鎌倉文学館の8つの寺社・施設が夜間ライトアップされます。
※会場により拝観料、入場料がかかります。
▲夜8時ごろ、江ノ電極楽寺駅を降りた人のほとんどが、極楽寺に向かいました。
2016年、2回目を迎えた「長谷の灯かり」。初日と最後の2日間、台風の影響を受けてしまったのが悔しかったけど、夜の鎌倉を歩き回って楽しかったー!
ライトアップされてる場所は8カ所もあるので、いっぺんに全部見て回るのはかなりハードです。
ところによっては夜市が開かれたり、ワークショップを行っていたりするので、ゆったりするのが良しです。途中の道も昼間とはちがった雰囲気なので、急がず、ぶらぶら歩きたいです。
来年も、きっと開催されると思うので、期待しています!!