※長谷の灯かり 2020年は開催の予定が発表されていません。
極楽寺・長谷エリアの8ヶ所がライトアップされる「かまくら 長谷の灯かり」、2017年8月27日まで開催中
蒸し暑い日が続いていますが、宵の鎌倉はときおり涼しい風も感じられます。
鎌倉大仏 高徳院 
夕闇に浮かび上がる金色の大仏さま。
鎌倉時代に造られたときには、「金色に輝いていた!」と言われる大仏さま。そのときのお姿が再現されたかのような、金色のライトアップにわくわくです
空の色が深い青色から漆黒に変わっていく時間帯を、大仏さまといっしょに過ごすのもすてき。まわりが暗くなっていくにつれて、背景の山の影も濃くなっていき、大仏さまの輝きが増していきます。
▲参拝者を静かに迎えてくれる金色の大仏さま。
▲ろうそく型の灯りが参道を縁どります。
権五郎神社(御霊神社)
淡い灯りの境内に祭囃子が響く。
▲樹齢約400年のご神木「タブノキ」の下に、幻想的な空間が出現。裏手の山が深い闇を作り、淡い光に本殿が浮かび上がっていました。樹齢約400年といわれる御神木「タブノキ」の下には、小さな灯りがたくさんともって、妖しくも可愛らしい
ここでは、地域の方々による「鎌倉囃子」が披露されています。威勢のいいリズムの中にも、郷愁を感じさせる調べが響いていました。
ときおり江ノ電(権五郎神社の鳥居すれすれに江ノ電の線路が走っています)が通りかかると、踏切の遮断機の音、電車がガタゴト走る音、それにお囃子が重なって、現実と幻の世界が交錯するような不思議な感じがしました。
※「鎌倉囃子」の披露がない日もあります。
●かまくら 長谷の灯かり
2017年8月21日(月)〜27日(日)
18:30〜20:30(最終入場20:00)
鎌倉大仏殿高徳院、光則寺、極楽寺、収玄寺、長谷寺、甘縄神明宮、御霊神社、鎌倉文学館の8つの寺社・施設が夜間ライトアップされます。
※会場により拝観料、入場料がかかります。
ずーっと雨がちのお天気が続いていた8月ですが、「長谷の灯かり」が始まってからは上々のお天気……というか、昼間に光化学スモッグ注意報がでてしまったりして、今さらの夏本番???
ご挨拶が「暑いですね」になっちゃうここ数日ですが、長谷の路地を歩いていたら、秋明菊が咲き始めているのを見つけました。なんだか、とってもホッとしました。