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夏の終わりの夜歩き[長谷の灯かり 長谷寺]

神社と寺|2017年8月23日

※長谷の灯かり 2020年は開催の予定が発表されていません。

 

2017年、3回目を迎えた「長谷の灯かり」。

鎌倉、長谷の夏の締めくくりのイベントとして、すっかりスタンダードになりました。

鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」
境内を囲む樹木が闇を作って、淡い灯りが引き立ちます。

去年とくらべると、ずっと涼しい8月の後半。夕闇といっしょに涼風が吹いてきます。

長谷寺では、入り口のところで提灯を配っています。この提灯は、色がじんわりと変化していく仕組みになっていて、長谷寺の境内を静かに…でも華やかに彩ります。

鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」
鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」

境内にはかなり人出があるのですが、暗さのおかげか混雑した雰囲気はありません。観音堂は、涼しげな色の光に照らし出されていました。

提灯を下げて歩く人影は、なんだか幻想の世界に迷い込んだ人たちのよう……。

鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」
鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」
鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」

境内を歩いていると、お囃子の音が聞こえてきます! 

すぐ近くの権五郎神社(御霊神社)も「長谷の灯かり」に参加していて、そこで「鎌倉囃子」の演奏が行われているんです。谷戸を伝って響いてくるお囃子の調子は、賑やかというよりノスタルジック……夏の終わりを感じました。

 

観音堂の奥手、経蔵のあたりの竹林もちょっと妖しげな灯りで演出されていて、多くの人がスマートフォンを取り出して写真撮影を楽しんでいました。

鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」
鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」

鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」

 

鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」
午後6時すぎ頃、長谷寺の境内に提灯の配布を待つ人の列ができていました。

「かまくら長谷の灯かり 2017」は、8月27日(日)まで開催されています。長谷・極楽寺エリアの8つの名所(長谷寺、鎌倉大仏高徳院、光則寺、収玄寺、御霊神社、甘縄神明宮、鎌倉文学館、極楽寺)が、午後6時半からライトアップされます。ワークショップや映画の上映会が行われるところもあり、8月25(金)、26(土)、27(日)には、光則寺の門前に夜市がたちます。

 

鎌倉らしい、暗い夜道を楽しんでください

 

●かまくら 長谷の灯かり

2017年8月21日(月)〜27日(日)

18:30〜20:30(最終入場20:00)

鎌倉大仏殿高徳院、光則寺、極楽寺、収玄寺、長谷寺、甘縄神明宮、御霊神社、鎌倉文学館の8つの寺社・施設が夜間ライトアップされます。

※会場により拝観料、入場料がかかります。

 

鎌倉 長谷寺「長谷の灯かり」
閉店したお店の軒先にも、提灯が下がって雰囲気上々。

「長谷の灯かり」でライトアップされる8つの名所は、それぞれにその場所の個性を生かした演出がされています。8つの場所を結ぶ道すじにも、提灯が灯されているので、夜道のぶらぶら歩きを楽しんでください。

「長谷の灯かり」8ヶ所を一度に全部見て回るのは、多分ムリです! ささっと見て回っちゃおうと思っても、どこに行っても非日常的な景色なので、絶対に写真を撮ったりしたくなるはず! 時間的にも、6時半スタート8時半終了で、2時間しかありませんから、2、3ヶ所を回るつもりでのんびり楽しんでほしいです。

それと、もうひとつ! 長谷界隈の飲食店はほとんどが午後6時には閉店してしまいます。歩いた後にお茶 or お食事をお考えでしたら、前もってリサーチ必須です。

 

ちなみに…長谷寺の見晴台に設置されているドリンク類の自動販売機は、照明は消してあるけど稼働してます。ベンチもあって、海風が気持ちいい。ここで休憩するのも良しです。

長谷寺

鎌倉市長谷 3-11-2
江ノ電 長谷駅より徒歩約5分

拝観時間
  8:00~17:00(3月~9月)
  8:00~16:30(10月~2月)
拝観料 400円
https://www.hasedera.jp/

最寄り駅からのアクセス(行き方)

現在地からのアクセス(行き方)※ルート探索にはGoogle Mapを使用しています。「現在地からのアクセス」は位置情報をGoogle Mapに送信する必要があります。

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