鎌倉中で、紫陽花が見ごろになっています!
権五郎神社は、長谷寺から徒歩数分。鳥居の真ん前を江ノ電が走る、鎌倉らしい風景の神社です。
この季節は線路の両脇に紫陽花が咲いて、さらに魅力アップ
江ノ電の運行は、日中だいたい12分間隔。上り下りの電車が数分ちがいでやってきます。
踏切が、カンカンと警告音を鳴らすと境内を散策していた人たちが線路際に集まってきて、ちょっとしたイベント発生って感じで……楽しいっ
権五郎神社に参拝したら、本殿裏手に回り込んでみてください。崖一面、紫陽花が咲いています!
崖の下に「紫陽花の小道」と名付けられた散策路があるのですが、現在は落石のキケンがあるため、小道の通行はできなくなっています。それでも、見上げる崖いっぱいに咲く紫陽花はみごと
杉の大木が陽射しをさえぎって、しっとりとした雰囲気。日陰がちで湿りがち、さらに水はけもいい斜面という紫陽花にぴったりの環境。そのおかげで花房も大きく葉っぱもいきいき
権五郎神社の境内は、こじんまりとしているようで杉の大木、銀杏の大木が並びます。
社殿の背後の山の緑も濃く豊かです。
鳥居の前すれすれを江ノ電が通っていくし、線路からそんなに離れていないので遮断機や電車の音も聞こえてくるのに、この社殿裏手のあたりはなぜか落ち着いた静かな雰囲気があります。
紫陽花が元気いっぱいなのは、ご祭神・鎌倉権五郎景正公のパワーなのかも
※鎌倉権五郎景正公についてはこちら→頼りになる御祭神、権五郎神社
権五郎神社、鳥居の前の小さな踏切は、この季節フォトジェニック度MAX!
朝早くから、大きなレンズをつけたカメラを携えた皆さんが集まります。撮影に夢中になると、ついつい線路に身を乗り出してしまいがち……なので、紫陽花の時期は踏切に警備員さんが登場します。
遮断機が鳴ると「電車がきますー! お気をつけくださーい」と拡声器で声がけしてますが、その声も大声ではなく、なんとなくのんびりした感じ。警備員さんは、電車があとどれぐらいで来るかとか、どっち側から来るかとか教えてくれたりもするんです。
鎌倉中が盛り上がる紫陽花の季節、長谷寺や北鎌倉の明月院といったテレビなどで紹介される名所は、かなり混雑しています。少しでもゆったり花を楽しむには、大型観光バスが到着する午前10時前、もしくは団体さんが帰路に着き始める夕方4時以降〜閉山ギリギリの時間帯を狙ってみて!