毎年9月18日、御霊神社で『面掛行列(めんかけぎょうれつ)』が行われます。
長谷の中では、いつも比較的静かな雰囲気のある御霊神社ですが、この日ばかりは境内に溢れんばかりの人!!
奇祭・『面掛行列』は、神奈川県の無形文化財に指定されています。御霊神社のお祭りとしては200年ほど続いているそうですが、もとは鶴岡八幡宮の祭事だったそうです。
『面掛行列』のもともとの起こりは、源頼朝公に由来しているとか…ということは、その歴史は800年ぐらいあるってことでしょうか?
御神楽も行列の様子も、素朴でプリミティブな魅力に溢れていて、地域の人たちの手で大切に守られて受け継がれていることが感じられます。
お神楽から行列まで、全部見ても2時間半ぐらい。露店とか屋台とかの一切ないシンプルな神事です。なのですが、お神楽のときも演目ごとに神職の方がわかりやすく解説してくれて、観ていてほんとうに楽しいのです。鎌倉ならではの歴史の深さを感じるお祭りです。
→面掛行列について
風変わりなお面をつけた人々が、お伴や山車や御神輿を引き連れて、通りを歩く。御神輿も威勢よく担ぐのでなくて、しずしずと列に加わって進んでいきます。
派手さや煌びやかさはないけど見ていてなーんかおもしろい!
フォトジェニックな行事なので、カメラを携えた人々のポジション争いがなかなか熾烈です。でも、行列は星の井通りを往復してくれるので、通りのどこにいてもよく見えますよ。
せっかくだから、帰りに力餅家で “力餅” 買いたかったんですけれど、お店の外に人が溢れるものすごい盛況ぶりで断念しました…。