長谷の権五郎神社(御霊神社)には、銀杏の大木があります。
この銀杏の見頃を計っていたんですが、10日夜から翌朝にかけて、鎌倉も強風と豪雨に見舞われました。11日の午後、葉っぱがぜーんぶ散っちゃったかもと不安な気持ちで行ってみたら……。
なんと! 境内、みごとに黄金色っ!!
境内は前夜からの雨で湿っています。しっとりと濃く色づいた銀杏の葉が、びっしりと境内に敷き詰められていました。
社殿の前にある「夫婦銀杏」は、2本そろって樹齢約400年。色づき方も、葉の落ち方もぴたりとそろっていて、とっても仲良さげ ちょっと離れて見ると、2本の木が寄り添って、まるで1本の木のように見えます。
強風と豪雨の後でしたが、まだ枝には葉がたくさん残っていました。社殿の周りには、夫婦銀杏のほかにも立派な銀杏の木が何本かあります。雲が晴れてくると強い陽射しが黄金色の葉を透かして、境内にきらきらとそそいでいました。
数時間前まで雨が降っていたのに、強い陽射しが差し込んできました。
しっとりしていながら、御祭神・鎌倉権五郎景正公のパワーも感じます!
今年の鎌倉の紅葉はかなり遅くて、やっと色が濃くなったと思ったらこの荒天……なんだか、とっても、とーっても、くやしい…!!
権五郎神社に行く時、長谷寺ものぞいてみたら、紅葉した葉はほとんど散らされてしまっていました。なかなか冷える日が続かなくて、のろのろと進んでいた紅葉が、一気に終わってしまったような感じです。
ちょっと気持ちを切り替えて、冬らしいお楽しみを探さなくちゃね。