坂の下の権五郎神社(御霊神社)の本殿の裏手に、「紫陽花の小道」があります。
杉の大木が並ぶ下に、つやつやと葉を茂らせた紫陽花。まだちらほらしか咲いてなかったんですが、森の中に迷い込んだような雰囲気がすごい! 満開になったら、ほんとにすごいことになりそう!
※「紫陽花の小道」は、落石のキケンがあるため通行止めになっています(2016年6月追記)
▲本殿に参拝する人はけっこういるのに、裏の紫陽花の小道は静かでした。2大人気紫陽花名所である長谷寺と成就院に、挟まれるような場所にあるせいなのか、6月に入って混雑気味の鎌倉にあって、不思議なほどしんとしていました。
▲紫陽花の小道入り口。「なにこれ…? ちょッ…やばッ! ここ、トトロでる!!」
前を行く女子たちが声をあげてた。そう、その感じ…神社のお社の裏っていうのも、そそります!
▲小道にせり出して花が咲く事になりそう。
▲本殿裏の斜面に、紫陽花がいっぱい。
▲杉の木の下でしっとり咲き始めました。
権五郎神社のまん前には、江ノ電の線路が通っていて、鳥居すれすれに踏切があって、ときおりカンカン遮断機の音が響きます。このあたりは線路の両脇に紫陽花がたくさん咲いて、走る江ノ電との組み合わせが、鎌倉の代表的な風景でもあります。
人気スポットなので多くの人が訪れるし、神社に参拝する人もたくさんいます。
でもなぜか、本殿の裏にある「紫陽花の小道」は人影が少ないのです…まだ紫陽花の咲く場所として知られていないのかな?
▲うっそうとした木々に囲まれた社。
▲江ノ電の車内からも楽しめそう!
▲遮断機の音が鳴ると、境内のベンチで休憩してた人も集まってきます! 江ノ電が、いつもよりスピード速いように感じた……照れてんのかな?昼間の江ノ電は、12分間隔で運行です。
線路に乗り出しすぎないように、ご注意!
▲景正公ゆかりの力餅屋さんの紫陽花。
正式な名前は、御霊神社なんですが、御祭神・鎌倉権五郎景正公(延久元年/1069年生まれ)に尊敬と親しみを込めて、「権五郎神社」と呼ばせていただきます!
※景正公についてはこちらの記事で⇒『頼りになる御祭神、権五郎神社』
本殿の裏に紫陽花が植えられ「紫陽花の小道」ができたのはここ数年のことなのですが、杉の木陰が紫陽花によく合ってるみたいで、元気に立派に育っていますよ! 決して広くはないのですが、まっすぐに伸びた杉の木立と、濃い緑が権五郎神社らしい独特の雰囲気を醸し出しています。
花の盛りの頃を狙って、また行ってみたいです。