長谷の大仏さまは、2016年3月10日まで修理とクリーンナップの工事が行われています。
工事期間中は、境内への入場が無料になっています。
大仏さまのお姿は、すっぽりとスクリーンに覆われてしまいました。さすがに寂しい…でも、ここでがっかりして引き返さずに、大仏さまの裏側にある回廊に行ってみてください。
回廊には、調査や修復作業の様子をちょっぴりのぞき見できるライブ映像のモニターが設置されています。固定式のカメラが4台あって、それぞれの映像が自動的に切り替わるようになっています。大仏さまの大きなお顔の近くで作業する様子が見られて、おもしろい
カメラのうち1台は、大仏さまの目線からの位置に置かれていて、参道を見下ろしています。
これまでに行われた調査や修復に関する解説パネルや、大仏さまの姿を写した古い写真が展示されていました。
それらを見ていると、時代の移り変わりの中で750年以上もの間、大仏さまがお姿を変える事なく、ずっと同じこの場所にいらっしゃっることにあらためて驚きを感じました。
拝観できないのは残念ですが、修復作業のライブ映像はこの期間限定! 回廊裏手の売店も営業中!
週末でも混雑してませんから、ちょっと息抜き気分で見学してみましょー
※2016年3月11日、修復作業は終了しました。(2016年3月12日追記)
江ノ電で長谷に向かうと、駅到着時に「鎌倉大仏は工事中のためご覧になれません…」というアナウンスがあります。大仏さまはスクリーンに覆われてますが、高徳院が閉門しているわけではありません。境内へは無料で入れます。売店もやってます。
「大仏さまに会えなくてがっかり…とってもがっかり…」ぐらいな気持ちで行くと、けっこう楽しめます。参拝ではなくて見学って気分ですが、展示パネルや作業の様子を見ていると、貴重な国宝としての存在感を感じました。
しっかり調査をして、お手入れを受けて、これからもずっとこの場所にいてほしいです。