※長谷の灯かり 2020年は開催の予定が発表されていません。
長谷の灯かり 2016
▼その1(鎌倉大仏・長谷寺・光則寺)
その2(御霊神社)
その3(鎌倉文学館・甘縄神明宮・収玄寺・極楽寺)
「長谷の灯かり」は、黄昏れがゆっくりと闇に変わっていく、夏の宵を楽しむイベントです。
2回目を迎えた今年はぐんとスケールアップして、長谷・極楽寺に散らばる8カ所が夜間一斉にライトアップされています。
※昨年は長谷寺のみの開催でした→提灯もってぶらっと境内をお散歩[長谷寺]
鎌倉大仏 高徳院
夕闇迫る谷戸の森を背に、黄金色に浮かび上がる大仏さま!
いつもは、緑青(ろくしょう)の柔らかな薄緑色のお姿を見せている大仏さまですが、金色に輝くようにライトアップされています。
鎌倉の大仏さまは、残されている記録が少なく、作られた時期や経緯は謎に包まれていますが、鎌倉時代、13世紀半ばに作られたときには、全身が金色に輝いていたそうです!
鎌倉時代にこの場所で、いにしえの人たちが拝んだ大仏さまは、こんなお姿だったのでしょうか?
薄暮に浮かび上がる大仏さまは、重量感にあふれ、いつもより大きく見えました。
長谷寺
入山したら、入り口で提灯を受け取ります。
提灯のほんのりとした灯かりで、足元を照らしながら境内を散策します。この提灯にはLEDライトが使われていて、境内を歩くすべての人が持つ提灯が、ゆっくりと同じタイミングで色変わりしていきます。涼しげな淡いブルーから、ミステリアスな紫、そしてロマンチックな薄紅色へ……闇の暗さが、光の彩りを引き立てています。
観音堂前の休憩用ベンチのあたりに、涼感ミストの設備があります。日が暮れてもムシムシと暑いので、このミストがひんやりとうれしい ひんやりとするだけじゃなくて、霧が立ちこめているような妖しげな景色になっていました。
光則寺
こじんまりとした花のお寺として知られる光則寺。
夜の闇の中では、取り囲む森が大きな影となって境内を包んでいました。ライトアップされることで、暗さが増して感じられます。細く入り組んだ小径が所々明るく照らされて、決して広くない境内なのに、見る角度によって景色が変わっていきます。
本堂の内部は明るく暖かい光に満ちて、輝いて見えました。昼間にここを訪れた事がある人なら、印象の違いに驚くと思います。
2016年の「長谷の灯かり」は、8月28日まで開催されています。
週末には、光則寺の門前で夜市も開かれます。
●かまくら 長谷の灯かり
2016年8月22日(月)〜28日(日)
18:30〜20:30(最終入場20:00)
※22日は台風のため中止となりました。
鎌倉大仏殿高徳院、光則寺、極楽寺、収玄寺、長谷寺、甘縄神明宮、御霊神社、鎌倉文学館の8つの寺社・施設が夜間ライトアップされます。
※会場により拝観料、入場料がかかります。
2回目を迎えた「長谷の灯かり」は、ライトアップされる場所が8カ所に増えました。ライトアップといっても、キラキラぴかぴかな感じじゃないのがすてきだなと思います。鎌倉らしい、夜の暗さを味わう “大人のイベント” です。
楽しめる時間が、日没してから午後8時半までなので、一度で8カ所すべてを見て回ろうとすると、ちょっと目まぐるしいことになりそうです。3、4カ所に絞ってゆっくり見て回るほうがいいかなと思います。
それと…長谷エリアの飲食店は夜8時以降に入れるところは少ないです。カフェは午後6時には閉まってしまうのでご注意ください!