鎌倉文学館では「愛は言葉だ!文豪のハートにふれるバレンタイン」開催中!
本館を入ってすぐのところにあるミュージアムショップで、「文豪の愛の言葉おみくじ」がひけるんですよ
よくあるおみくじみたいに、箱をガシャガシャして出て来た串に書かれた番号を伝えると 、“文豪の言葉” が書かれたカードがもらえます。なかなかに凝った演出! ワクワク感みなぎりますっ
二つ折りになってるカードを開くと……川端康成の小説からの言葉が書かれていました。不思議なことに、なんだかとっても心にしみる……。
夏目漱石、太宰治、芥川龍之介をはじめとした、12人の文豪たちの愛の言葉が用意されてるそうですよ。小説や詩歌だけでなく、手紙などから選ばれた言葉もあるそうです。
館収蔵資料の中から、夏目漱石、太宰治、与謝野晶子ら文豪たちの愛や恋、お菓子にまつわる作品を選んだバレンタイン特別展示が行われています。
活字でしか読んだことのない作品を、ほんの一部とはいえ手書きの原稿で目にすると、何もないところに物語の世界を作り上げる作家の凄さを感じます。
それと同時に、“愛や恋” にどきどきしたり、大胆になったり臆病になったりする人間らしいかわいらしさも感じられて、なるほど、“文豪のハート” にふれたかな…と思える展示でした。
バレンタインって、チョコレートの日みたいになっちゃってるけど、愛とか恋とかを、ちょっと真面目に考えてみよう…と庭を歩きながら思ったり。
※「愛は言葉だ!文豪のハートにふれるバレンタイン」は、2015年2月15(日)まで
「文豪の愛の言葉おみくじ」は、ちゃんと箱をガシャガシャしてひくから、自分にぴったりの言葉がもらえちゃうのかも! おみくじというより「文豪の愛の言葉お守り」って感じもしてきた。川端康成の言葉だったので、改めて何か川端康成の作品を読んでみたくなりました。
庭園は冬の景色で、花壇に咲いていたのは黄色い水仙。バラ園は、しっかり剪定されて春バラ準備中!といった趣でした。
ちょっと風が冷たいけど日差しはポカポカで、山椿の枝に元気にメジロが飛び回わり、遠く海原には、ウィンドサーファーたちがキラキラと帆を輝かせていました。