※2021年のお十夜法要は、10月13日(水)・14日(木)です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、堂内での参列は関係者のみとなります。山門の特別拝観等はは行いません。
お十夜法要が行われている光明寺。
夕暮れを過ぎると、子どもたちのエキサイティングゾーンに変身しちゃいます!
※お十夜法要は10月12日〜15日ですが、露店が出るのは13日と14日です。
夜の暗い鎌倉、ふだんは静かな材木座。家族連れや子どもたちのグループが続々と集まってきます。
境内は、南無阿弥陀仏を唱える声、鐘や太鼓の音が響き、露店の呼び込みの声も混ざって熱い雰囲気です。おこずかいを握りしめた子どもたちが、真剣なまなざしでお店を物色しています。
「ムダ遣いしないで!」
「もうやめなさい!」
というお父さん、お母さんの声もむなしく、ちょっぴりキケンな匂いのする遊びに果敢に挑戦しています。健全じゃないかもしれないけど、この楽しさと興奮って大切なんじゃないでしょうか?
限りあるお小遣いを使ってしまって、後から悔しく反省することも含めて……ね!
この縁日の規模は、お正月の鶴岡八幡宮にも負けないほどです。食べものを売るお店だけでなく、射的や輪投げなどの遊戯モノがあるのがポイントですね。もちろん、ムキになって遊ぶ大人もいます!
懐かしいムードがムンムンするのは、お寺の裏手が山になっているせいもあってあたりが暗いからでしょう。びっしり並ぶ屋台の灯りが、参道沿いだけぱっと明るくて、眩しく思えるほどです。
焼きそばやお好み焼きを、境内の片隅の暗いところに座り込んで食べるていると、タイムスリップしたみたいな不思議な気分!
闇と光、このざわめき…まさにムダ遣いの楽園!
後で考えたら “?” なモノも、この空間では手に入れずにいられないんですよねー。夢中になる子どもたちの気持ちがよーく分かる!
お十夜が終わると、いよいよ秋深まるって感じですね。ここ数年、お十夜なのに夜もムシムシ暑かったので、今年はちょっと肌寒さがうれしく思われました。