鎌倉駅からほど近い、大町の本覚寺。枝垂れ桜が、咲き誇る美しい姿を見せていました
桜の咲き始めた鎌倉は、連日多くの人で賑わっています。本覚寺は、JR鎌倉駅から徒歩3分。ほんのちょっと歩くだけで駅前の喧噪から逃れ、広々とした境内に入ります。
本堂の右手に、大きく枝を広げた枝垂れ桜。下がった枝にたくさんの花をつけて、ふんわりとした薄紅色の霞がだだよっているようです
本覚寺は、日蓮宗のお寺。日蓮上人が入滅したとき、季節は秋にもかかわらず桜の花が咲いたと言われています。そのいわれもあって、日蓮宗のお寺には桜が植えられていることが多いんですね
日蓮宗の総本山・身延山久遠寺から分骨された日蓮上人の遺骨を祀る御分骨堂の前には、花をたっぷりとつけた桜の枝が枝垂れかかり、鎌倉らしい強い陽射しに花弁が輝いていました。
桜の開花がかなり遅れている、2017年春の鎌倉。
若宮大路沿いや段葛のソメイヨシノは4月になってやっと咲き始めました。少し早く咲く枝垂れ桜は、例年なら4月の始めには見頃を過ぎているはずなのですが、今年はお花見に訪れたみなさんを満開で迎えました
本覚寺の境内と、滑川のすぐ脇に、「桐ヶ谷桜(きりがやさくら)」の若木が植えられています。
2016年の冬に植樹されたもので、まだ小さな木ですが2年後ぐらいには花がつくようになるそうですよ
「桐ヶ谷桜」は、鎌倉桜ともよばれる鎌倉原産の古い種類の桜。一本の木に八重と一重の花が混じって咲く華麗な桜です。まだまだ幼い木ですが、元気に育って欲しいです。