鎌倉の縁結びとして知られる葛原岡神社。参道を彩る桜は、例年に比べてやや早めに咲き始め、3月のおわりに満開を迎えました。ソメイヨシノがたっぷり咲いて、縁結びのパワーもアップしてそうでしたよ
葛原岡神社は、源氏山公園の奥。鎌倉駅から行っても、北鎌倉駅から行っても歩いて30分ほどかかります。ちょっと行きにくい場所なんですが、桜の下でゆったりとお弁当が広げられる場所として、鎌倉ではとっても貴重です!
ここ数年、葛原岡神社のソメイヨシノの見事さはかなり知られることとなっていて、訪れる人も多くなってきました。それでも、段葛や長谷の大仏さまのお花見に比べると、かなりゆったりできます。座って落ち着けるスペースもありますし
葛原岡神社の鳥居に向かって、右手には「こもれび広場」と名付けられたスペースがあって、大きな木の下にテーブルやベンチがあります。左手には、桜の木に囲まれたゆるやかな斜面があって、レジャーシートを広げてくつろぐのにぴったり。
どんなものであれ食べ物があると、上空からめざとくトンビが狙ってきますが、木の枝の下や背面が植え込みや壁のようになっているところならまず安心(…といっても危険ゼロではないけれど)。みなさん、ゆったりと桜を楽しんでいるようでした。
鎌倉の桜というと、のんびりお花見というより桜散策といったイメージですが、
葛原岡神社の桜は、ランチボックスと一緒に時間をたっぷりとって訪ねたい桜です。
葛原岡神社といえば、恋愛成就 恋の願いを聞いてくれる神社にふさわしく、参道や境内はいつも清々しく整えられ、6月には紫陽花が咲き、11月の終わりには銀杏の紅葉も美しいのです。桜の時期は、恋の願掛けをする夫婦石の上に桜の花が咲き、ハート形の絵馬を納めるところもピンク色の花吹雪に飾られて、かなり気分が盛り上がりますよ
この日は、北鎌倉の浄智寺から、葛原岡ハイキングコースを歩いてきました。ハイキングコースは、さらに長谷の大仏さまのところまで続いています。
葛原岡神社でゆっくりしてしまったので、ここから銭洗弁財天にお参りして、鎌倉駅西口方面へと戻りました。ここでのお花見の後は、大仏まで足を伸ばしてもいいし、化粧坂を下りて海蔵寺などがある扇ヶ谷に行ってもいいし、鎌倉駅方面から来たのなら、北鎌倉へ向かうルートもあります。
散策というより、桜+ピクニックみたいな感じでお出かけするのがオススメですよ〜。