桜が咲いてから、ずっと花曇りのお天気が続きました。
やっと青空が見えるようになった週末 北鎌倉、建長寺では、桜が満開となりました。
花びらがはらはらと落ち、ときおり濃密な桜吹雪が境内を抜けていました。
総門から境内を覗くと、みっちりと桜が咲いているのが見えました!
桜は豪華に咲き切っていて、参道から見上げる山門は、桜に埋もれちゃっていました!
春の建長寺を紹介する写真で、よく、桜の木の間を通して山門の扁額が見える構図がありますが、この日はあまりに花が豊かで額が半分以上隠れていましたよ これってもう、桜のアーチというより桜の天井ですね!
よく見ると枝先などは散り始めです。参道を歩いていると、ひらひらと花びらが降ってきます。そして、ちょっと強めの風が吹くと、視界が白く霞んでしまうような濃い花吹雪 山門が黒っぽいので、舞い上がる花びらが引き立ちます。誰しも、しばし足を止め見入っていました。
「おお〜っ!」と桜に見とれていると、口の中に花びらが入ってきちゃう!(←ほんとに)
広々とした建長寺の境内。参道の他にも、枝ぶりのよい桜の木が何本もあって、重厚な建築物と調和しています。周りを囲む山の中にも、ヤマザクラの咲くのがたくさん見えます。
このヤマザクラの花びらも加わって、花吹雪を豪華にしていたのかもしれません。
建長寺の奥に鎮座する半僧坊権現は、火事を防ぐ火伏せの神様。建長寺の守護神です。
半僧坊権現に向かう参道にも桜が咲きます。山の木立に囲まれた明るい参道を、満開の桜が彩っていました。この桜の参道を過ぎて、山の斜面に続くつづら折りの階段を上り切ると、天狗の像が迎えてくれます。半僧坊権現は天狗の姿をした神さまなんです!
ここに至る階段は、ほんとーに急で険しくて、たどり着いた時にはへろへろ
でも、ちょうど本殿の前に立ったとき、ご祈祷を上げる声が聞こえてきました。鐘の音ともに、高らかに唱えられるこの声が、山に響いてエネルギッシュ! 参拝したら、活力が…ぐんぐん戻ってきたような…気がしましたよ。
本殿前の休憩所は、見晴台になってます。
建長寺の全貌を見下ろし、晴れていれば遠くに相模湾の輝きが見えます。この日は、雲がかかって海は見えなかったのですが、建長寺を囲む山々あちこちに桜の咲く様子が見られました。
陽射しが柔らかく霞んだような景色、木立の中でふんわりと咲く桜がきれいでした。
半僧坊権現のある山は、勝上嶮(しょうじょうけん)という名を持つ鎌倉の最高峰(114m)です!
ここから勝上嶮の頂上を巡り、鎌倉アルプスを行く天園ハイキングコースに入ることもできます。
……ここまででも、かなりハードだったので、もと来た道を戻ります
登るときには余裕がなくて楽しめなかった景色を、堪能しながら降りて行きますよ〜! 階段から見下ろす参道の桜がとてもきれい 登る時には気づかなかったけど、木洩れ陽も美しい!
道端には、シャガやショカッサイ、スミレなんかも咲いていて春爛漫の花盛りを楽しみました。
建長寺の奥、半僧坊は桜の時期も良いですが、紅葉も素敵です。ここから天園ハイキングコースに入るなら、それなりに装備(食べ物、飲み物とかも)を整えてくださいね。ハイキングというより、トレッキングぐらいのイメージです。標高が高くないのでお手軽な感じがしますが、コース中に売店などがほとんどないのでご注意です!
半僧坊で、天狗のお顔の厄除けお守りを見つけて、頂いてきました!
実は以前、半憎坊に行った時に見つけて、その時は「なんだか怖い…」って思ったのに、今回は見た時にはなぜか「かわいい」って思ってしまった。これって、春だから??
帰ってきて、お財布にくっつけてみたら、やっぱりかわいい
厄除けも、しっかりお願いしたいです!