新しくなって3回目の春を迎えた段葛の桜。若々しい桜たちはたくましく成長して花もたっぷり
▲満開の段葛! エネルギッシュな咲きっぷりです!(3月30日)花が咲いていないときは、ひょろりと頼りなげにも見えた段葛の桜の木。満開を迎えたら、力強さも感じるゴージャスな咲きっぷり
若武者みたいな元気で晴れ晴れしい姿にうっとり
鶴岡八幡宮に向かう足取りが弾みます!
▲まだ、八分咲きぐらいの段葛。(3月28日)
▲八幡宮の背後、大臣山にも山桜が咲きます。
▲段葛全体が見えます。晴天に恵まれた桜の満開、多くの人が訪れました。ときどき、人の流れが渋滞しちゃうほどですが、段葛の桜は、若々しく花もこんもりパワフルに咲いて人の多さに負けないボリュームです!
段葛は二の鳥居から入って三の鳥居に近づくに従って道幅が狭くなるので、歩いているとだんだん桜の密度が増してきます。視界いっぱいが桜色になって、段葛の正面にある八幡さまの本殿が隠れちゃう!
八幡さまの境内に入ったら、大石段を上がってまずは本殿に参拝。しっかりお参りして、本殿から出てくると先ほど歩いていた段葛が見下ろせますよ!
三の鳥居、二の鳥居、そして、石造りの一の鳥居が重なって、由比ヶ浜まで続く若宮大路全体を一望。段葛は桜の花に道筋が埋もれて、歩いている人の姿がほとんど見えません。よーく目をこらすと、一の鳥居の向こうには、海のきらめきが見えていました。
▲鶴岡八幡宮が鎌倉の中心であることを実感する眺めです。
参拝の後、源平池のまわりの桜をゆっくり見て歩きます。
▲源平池の中島、旗上弁財天社。源氏の旗が桜の中に。
▲もう少しで美しい花筏が出現。こちらの桜は年輪を重ねて趣深く、水面に枝を伸ばした姿が優雅です。
この日は、まだほとんど散っていませんでしたが、花筏が水面をおおう満開を過ぎたぐらいの頃が源平池の桜のほんとの見頃だなって思います
▲池の向こう岸、桜の木々の中に神苑牡丹園があります。牡丹園からの眺めも素晴らしい。
4月1日に昇る十六夜のお月さま
真夜中、月が南中する頃に段葛にいってみました。
▲明るい月にわずかに霞がかかっていました。
▲散り始めの桜を月明かりで…。桜はそろそろ散り始め、月はほんのり霞んで朧月。
夜中になっても冷え込むことはなく、月明かりに春が感じられました。

桜の花を写真に撮ろうとしていたら、視界をビュンと横切る黒い物体……ツバメでした! 段葛の桜の間を縫うように飛び回っていたんですが、あまりにスピーディーで、ほとんどカメラに映らない! 100枚以上撮って、姿が確認できたのは2枚ほど……でした。
2018年の鎌倉の桜は、当たり年だったんじゃないでしょうか? 鎌倉中の桜が、花付きたっぷり豊かに咲きました。
特に、3年目を迎えた段葛の桜は、幹が目に見えてしっかり太くなり、枝も道の中程まで届くほど広がってきました。来年はきっともっと華やかになってくれそう。年を重ねるごとに、成長していく桜の姿を見られるのはラッキーだなって思います。